ソフトバンク V2選手会長対談 周東佑京内野手とスポニチ評論家・松田宣浩氏が熱い思いを語り合った

[ 2025年9月28日 05:25 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4-1西武 ( 2025年9月27日    ベルーナD )

リーグ優勝を祝いシャンパンで乾杯する周東(左)と松田氏(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 最後は日本一になり100点満点の選手会長卒業を!本紙評論家の松田宣浩氏(42)が走攻守でチームを引っ張った選手会長の周東佑京内野手(29)を直撃。“V2会長対談”が実現した。侍ジャパンの野手総合コーチも務める松田氏は大役をねぎらうとともに、来年3月のWBCでの世界一での活躍にも期待を込めた。

 (取材・構成=木下 大一)

 松田 優勝おめでとうございます。さっそくではありますが選手会長として今の気持ちを教えてください。

 周東 凄くホッとしています。今年は序盤にケガ人が出た中で、若手や今までなかなか結果が出ていなかった選手が結果を出して、去年よりチーム一丸という形で優勝できたのかなと思っています。

 松田 昨年とは異なり主力に故障者が多く出た中での連覇になりました。“きついなぁ”っていう時期もありましたか?

 周東 僕自身もケガで抜ける前のあたり(4月中旬)ですかね。近藤さんがいなくなって、ギータさん(柳田)もいなくなって。なかなか勝てない時期でもあり本当にどうしたらいいんだろうって思いましたね。監督にミーティングで“今いる選手が最高の戦力だから”と言っていただきましたが、心のどこかで“早く帰ってきてほしい”と思ってました。

 松田 今、言われていたように故障もありました。その中で1年間チームを引っ張りました。“選手会長だったからこそ頑張れた”という部分もありましたか?

 周東 本当にそれはありますね。今年は特に自分の立場を理解した上で振る舞いとかを考えました。若い選手が下から多く上がってきたので、僕が先輩にしてもらってきたことや、どういう姿で先輩たちが戦っていたかを思い返しながら。去年、健太さん(今宮)から選手会長を任された時も“そういう部分でも成長してほしい”とも言われたので。

 松田 選手会長を通じて成長できた部分があったわけですね。

 周東 やってなかったら今まで通りに打てなかったらすぐしょぼくれてたと思います。選手会長をやったことで変われた部分は大きいと思いますね。

 松田 少し気になるところとして。ホークスは歴代、2年間で選手会長が回ってるんですけど。次はどう考えていますか?

 周東 託そうとは思ってますけどね。もっと一皮むけてほしいというか、中心になってやっていかなきゃいけないと思っている選手もいるんで。

 松田 誰とは聞きませんが(記者をチラリと見て)そうみたいです(笑い)。
 周東 (笑い)

 松田 自分も14、15年と選手会長でリーグ連覇、そして2度の日本一になりました。周東選手もリーグ連覇となりました。今年こそは。

 周東 日本一に。

 松田 はい。そして次は世界に羽ばたいてほしいと思っています。26年のWBC。改めて現在の思いを聞かせてください。

 周東 誰でも着られるユニホームじゃないですし、前回大会も自分にとってターニングポイントのようなものにもなりました。メジャーリーガーの方も多く来て、普段聞けない話も聞くことができました。今後の野球人生において良い経験ができたと思ってるんで。もちろん出たいとは思っています。

 松田 なるほど、なるほど。これはいいことを聞けました。“ホークスには良いセンターがおるよなあ”“あのバッティングと守備があれば前回のような代走じゃもったいないなあ”っていう一年でしたからね!

 周東 ありがとうございます(笑い)。

 松田 最後に周東選手。選手会長を2年間やってみて点数で言うと何点ですか?

 周東 どうでしょう。80点じゃないですか。

 松田 残りの20点は?

 周東 試合中に自分の感情を抑えきれないことがまだあるので。

 松田 ちなみに自分は自分に点数をつけるなら100点満点(一同爆笑)。

 周東 日本一2回ですからね。そりゃそうですよね(笑い)。

 松田 CSを勝ち抜いて日本一になって“100点の選手会長だった”と言える2年間にしてほしいと思っています。

 周東 はい。今年は去年と違っていろんな選手が1軍で出ましたし、来年以降にもつながるシーズンだったんじゃないかと思います。昨年は日本一を獲りきれなかったので。全員で頑張っていきたいと思っています。

【14、15年のソフトバンクのリーグ連覇】
 秋山監督最終年の14年。10月2日の最終戦で選手会長1年目だった松田のサヨナラ打でオリックスを破り、3年ぶりの優勝。リーグ最終戦でのサヨナラ勝ちでの優勝決定はプロ野球史上初だった。CSを突破し、日本シリーズではセ2位の阪神と対戦。初戦黒星も2戦目から4連勝し、3年ぶり6度目の日本一。工藤監督就任1年目だった15年は2年連続のリーグV&日本一。球団スローガンは「熱男」でのちの代名詞になる言葉のもと、松田はフル出場し、チーム最多35本塁打を放った。

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年9月28日のニュース