阪神・石井大智 藤川球児超え48イニング連続無失点 「やっぱり満員の甲子園は最高」19日ぶり1軍登板

[ 2025年9月27日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神6―2中日 ( 2025年9月26日    甲子園 )

<神・中>勝利後、石井(右)と笑顔でハイタッチする藤川球児監督(撮影・亀井 直樹) 
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 9回、阪神・石井の名がコールされると、聖地の虎党から地鳴りにも似た歓声があがった。「やっぱり満員の甲子園は最高だな」。右腕は、期待に1回無失点で応えた。これで48イニング連続無失点とし、06年に藤川球児が記録した47回2/3の球団記録を更新した。それでも試合後、口を突いて出たのは、喜びの弁ではなく、指揮官への感謝の言葉だった。

 「万全の状態で投げさせてもらっている。監督が環境を整えてくださり、こういう結果につながった」

 リーグ優勝を決めた7日以来19日ぶりの1軍マウンド。休養帰還のブランクなど、みじんも感じさせない。直球の球威も、変化球の切れ味も抜群。森駿、代打・辻本を空振り三振に斬り、最後は代打・ブライトを右飛に仕留めた。藤川監督からは「自分が残した記録を選手が超えていくというのは、これだけうれしいことはない。指導者冥利につきる」と最大級の賛辞を受け取った。

 安定したパフォーマンスを支えるテーマは「己を許す」こと。もともと完璧主義者で、昨年までは無失点でも内容が悪いと、マイナス思考にとらわれていた。だが今年は違う。「別に僕は機械じゃない。失投もしますし、今年は昨年より投げたいところに投げられていないとすら感じる。でも結果的にゼロならいい。悪いなりでも、どう抑えるかしか考えていない」。発想の転換が、驚異的な「0」行進の原動力だ。

 これで49試合連続無失点。こちらはプロ野球記録を更新し続けている。それでも、「(村上)頌樹の勝率があったので、自分よりもどうやって勝ちをつけるかだけ」とサラリ。これからも、チームのためだけに腕を振る。 (松本 航亮)

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