ソフトバンク優勝M7 8回に栗原陵矢の起死回生、同点ソロから逆転「気付いたら振ってて…」

[ 2025年9月19日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―2日本ハム ( 2025年9月18日    みずほペイペイD )

<ソ・日>8回、同点ソロを放つ栗原(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 首位・ソフトバンクは18日、2位・日本ハムに逆転勝ちし、優勝マジックを2つ減らして「7」とした。試合は1点を争う白熱した展開になった。1―2の8回に栗原陵矢内野手(29)が起死回生の7号同点ソロを放ち、川瀬晃内野手(28)の押し出し四球で勝ち越した。劣勢でも勝ちパターンの投手を次々とつぎ込んだ小久保裕紀監督(53)の采配も光り、チームは5連勝。日本ハムとのゲーム差を4・5とした。

 本拠地の大歓声とともに打球は右中間ホームランテラス席に着弾した。栗原が1―2の8回に同点に追い付く値千金の7号ソロ。リーグ連覇に向けて大きな、大きな勝利を呼んだヒーローはお立ち台で声を弾ませた。

 「ちょっと興奮してます。あんまり記憶がないというか。気付いたら振ってて、気付いたらガッツポーズをしていました。(このような感覚は)初めてです」

 2位・日本ハムとの直接対決。1点のビハインドの重い試合展開が続いていた。6回2死一、三塁、7回1死満塁とチャンスをつくりながら得点ができない。栗原は1死走者なしで迎えた8回の打席に「自分のスイングをしよう」と臨んで古林睿煬(グーリン・ルェヤン)が初球に投じた152キロ直球を仕留めた。

 ダイヤモンドを一周すると大興奮の仲間たちからベンチで出迎えられた。球場のボルテージも高まる中、柳町が右翼線二塁打で続くと、1死満塁とチャンスが広がり、代打・川瀬が4番手・田中から押し出し四球を選んで一気に勝ち越した。

 今季の栗原は右脇腹の負傷に加え、打撃不振に苦しんできた。8月末に1軍復帰。9月は打率・426、2本塁打、11打点と本領を発揮している。

 20年の巨人との日本シリーズでMVPに輝くなど、大舞台での経験は積んでいる。それでも「野球人生においても痺(しび)れたホームラン」と試合後も興奮冷めやらず振り返った。「今まで出したことないような高い声を出して塁を回ってました。自分でもビックリしました。こういうところで戦えていることに幸せを感じています」と思いを語った。

 前日17日の西武戦に続く3安打の活躍。2回2死満塁ではレイエスが放った痛烈な三遊間へのゴロをダイビングキャッチする好守も見せた。栗原のハートを表すような「カチドキレッド」の赤いユニホームで7戦全勝。日本ハムとの差は今季最大の4・5ゲームに広がった。昨年も9・10月度の月間MVPに輝いた“最終盤の男”の活躍で優勝マジックは7となった。 (木下 大一)

続きを表示

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年9月19日のニュース