「ハイレベルな練習の場」 10月6日開幕のアリゾナ秋季リーグに100マイル越えの有望株10人が派遣

[ 2025年9月11日 07:08 ]

 毎年、MLBではアリゾナ秋季リーグが行われる。各球団の有望株が集まるため「ハイレベルな練習の場」として位置づけられている。

 ただし、送り込まれる理由は様々だ。シーズン中にケガで長期間離脱していたため実戦不足を解消するために投げる。オフに行われるルール5ドラフトで指名されないよう40人枠入りをさせるかどうか、球団が検討する材料として派遣される。2Aや3Aまで来ている来季のメジャー候補にさらに強豪相手に経験を積ませる。特殊なスキルを磨かせたい選手、先発からリリーフへの転向テストなどだ。

 そんな中、米専門誌「ベースボール・アメリカ」が今年10月6日開幕の秋季リーグでは、100マイル越え(約161キロ)の剛腕投手が10人参加するとして、その10選手を紹介している。

 最速はデニス・コレラン(右投手、ロイヤルズ)とフルトン・ロックハート(右投手、エンゼルス)の101.7マイル(約162.7キロ)。コレランはノースイースタン大学で2年間プレーした後、2024年ドラフト7巡目でロイヤルズに指名、今年は1Aで登板し、65回1/3で72奪三振を記録。ただし33四球も与えており、制球力の向上が課題となっている。

 ロックハートは2024年ドラフト13巡目でエンゼルスに指名。サウスフロリダ大学出身で今季は主に1Aでプレーしたが、成績は芳しくなかった。20回2/3で21自責点、30四球を与えた一方で、36奪三振を記録した。

 マイナーリーグでは、いまや100マイルを超える速球を投げる投手は珍しくなくなっている。2021年以降、マイナーリーグで時速102マイル以上を記録した投手は30人確認されているからだ。100マイルだから成功を保証されるわけではない。

 ちなみにエンゼルス(ナジェル・ビクター=右投手、最速100.6マイル)とカブス(JP・ウィート=右投手、最速100.6マイル、マシュー・ピーターズ=右投手、最速100.5マイル)は、それぞれ2人ずつ100マイル投手を送り込んでいる。「ベースボール・アメリカ」は、7月のアマチュアドラフトの前にも、今年の高校生投手の中にすでに100マイルを計測した選手が3人いると報じていた。100マイル投手は依然注目はされるが、存在自体は特別ではなくなっている。

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