DeNA・筒香 逆転決勝16号3ランで3連勝に貢献 6年ぶり甲子園弾「いい感覚で打てた」

[ 2025年9月11日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA6―1阪神 ( 2025年9月10日    甲子園 )

<神・D>4回、逆転3ランを放った筒香(左)は佐野とハイタッチ(撮影・大森 寛明)
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 DeNA・筒香嘉智外野手(33)は10日、敵地での阪神戦で1点を追う4回に逆転決勝の16号3ランを放った。3連勝に導き、8月20日以来の借金2と完済へ前進した。甲子園球場でのアーチは19年以来6年ぶりで、逆方向の左翼に限れば16年以来9年ぶり。勝ち進めばクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージで舞台となる敵地特有の浜風にうまく乗せた。

 エースが投げたら勝たねばならぬ。筒香のマインドが敵地の夜空を切り裂いた。「東が投げている。その中で先制された。こっちがリードした展開にすれば、東は試合をつくるから」。ハマの大砲の思いは一つだった。

 0―1の4回無死一、二塁。横浜高の後輩、伊藤将のカットボールを左翼ポール際に運んだ。逆転決勝の16号3ラン。「いい感覚で打てた」とリードした展開をつくる放物線で虎党を黙らせた。前半戦は不振が長引き半分以下の出場60試合目ながら、同僚の牧らに並ぶ本塁打数リーグ5位に浮上した。

 「すいませ~~んっ」。試合前の打撃練習。筒香は初球を三塁側カメラマン席にライナー性で打ち込み、苦笑いして謝罪していた。心地よくいきなり快打ではなく、誰もが予想しない逆方向への明らかなファウルから入る。「流し打ち」への強い信念を示し、それを結果に結びつけた。

 逆方向への打球を調子が上向くバロメーターとする。5日のヤクルト戦で、国内では19年8月17日の広島戦以来6年ぶりとなる左翼弾を放っていた。8月13日のヤクルト戦から16戦10発となる快弾は、左翼へ自身2連続弾。「独特の雰囲気がある球場」と警戒する敵地特有の浜風にもうまく乗せた一撃だった。

 甲子園でのアーチは19年4月9日以来。左翼席への一打に限れば16年4月14日以来9年ぶりとなった。阪神とはCSに進出すればファイナルSで戦う。だからこそ筒香は言った。「CSに出られれば短期決戦。シーズンと全然違う。そこに向けて戦う」。3連勝で借金2。勝った2位巨人と1・5ゲーム差を離れず追走し、上を目指す戦いは続く。その中心に間違いなく「ハマの大砲」が鎮座している。 (大木 穂高)

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