【阪神・才木浩人 優勝インタビュー(上)】シーズン前半、打者ではなく自分と勝負していた

[ 2025年9月9日 17:10 ]

<神・広23>4回、野手陣に声をかける才木(撮影・北條 貴史)
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 阪神・才木浩人投手(26)が2年ぶりのリーグ優勝に際し、合同インタビューに応じた。前回優勝の2023年との比較で「優勝に貢献できた感覚は今回の方が強い」と夏前の調整と気持ちの余裕が8月4勝の結果につながったと1年間の成長部分を明かした。

 ――優勝決定試合で先発した2023年と今年では立ち位置も違う。今回の優勝で違う思いはあるか

 「2年前は1軍でいろいろと試しながら、調整も何回か繰り返しながらの年だった。今年はしっかり村上と2人で(先発ローテーションを)回りながら、来られた。そういう意味では優勝に貢献できたという感覚は2年前より強い」

 ――責任感も感じながらのシーズン

 「村上がどう思っているか分からないですけど、キャンプとかシーズン前半は自分的には中心で回らないといけないという思いもあった。カード頭を2人で回って、何とか崩れずに、2つ軸で回れたらチームは結構うまくいくんじゃないかな、というのはあった。普段は全然気にしていないけど、前半とか決して良いパフォーマンスじゃなく、何とか粘りながらのピッチングだったので。なんかそういうのを自分で気にしちゃってたかな、というところはある」

 ――昨年は夏場(8月の防御率4・13)に調子を落とした。今年は8月4勝(で防御率2・10)。球宴期間中にフォームを調整した効果もあったのか

 「今のコンディションの整え方とか、夏場前の6月、7月の調整の仕方がうまくハマったんじゃないかなと。前半、コントロールを乱す場面も多くて、バッターと勝負するというより、自分と勝負しているという感覚だった。それがオールスターの期間中にうまく調整できて、後半良い感じのピッチングが続けられたと思う」

 ――後半は与四球も減った

 「基本的にはメカニックの部分ですね。コントロールがハマるようになって、気持ち的にもゾーンで勝負していっていいんだ、っていう余裕も持てた。前半の、良いところを突いてから、ゾーンで勝負して打たせてフライアウトを取ってとか、初球から振ってくる相手には初球から思い切っていくとか。そういう気持ちでいけたから、結果的にうまくいっているんじゃないかと」

 ――対戦を重ねる上で抑える難しさもあるのか

 「やっぱり自分みたいなタイプって、例えば大竹さんとかみたいに、うまくピッチングができないタイプ。どちらかというと、あるものを全部ゴリ出し、ゴリ押しして、ストレートで押してとか。もう分かっているところで勝負をしていかなきゃいけない。それは(坂本)誠志郎さんや梅野さんとも、よく話はするんです。真っすぐがくると分かっているところで、例えばスライダーでカウントを取ってとかという、うまさみたいなところを自分みたいなピッチャーがすると見ている人も面白くない。逃げているようにも見えるし。伸びしろ的にもないな、と自分も思う。真っすぐと分かっていても、真っすぐで押し切れるぐらいの圧力を出せるようにしたいし、打ち切れないというレベルにはなりたい。対策されているのは関係なく、もう自分のスタイルでゴリ押す、みたいな感じですね」

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