元巨人エース・堀内さん「伊織に求めているのはこれですよ」 敗戦投手の山崎伊織を高評価

[ 2025年9月6日 14:10 ]

堀内恒夫氏
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 元巨人監督の堀内恒夫さん(77)が6日、自身のブログを更新。前日5日の中日戦(バンテリンD)で好投しながら今季4敗目を喫した巨人・山崎伊織投手(26)について熱い思いをつづった。

 「山崎伊織、2安打完投負け」のタイトルでエントリー。当該試合は所用により観戦できなかったと前置きしたうえで「失点1はホームランだけか。これがピッチャーの悲哀だな」と8回を85球で完投しながら、5回ボスラーに浴びた一発だけで敗戦投手となった山崎の胸中をまずは思いやった。

 「バッターは4回振って3回失敗してもたった1本のヒットでヒーローになれる。ピッチャーは99球完璧に投げたとしてもたった1球の失投で全てが終わってしまう」と堀内さん。

 前夜の山崎は内角低めカットボールをボスナーに仕留められたもので失投ではなかったものの、この一発さえなければマダックス(9回以上を投げて100球未満の完封)を達成してもおかしくないほどの出来だった。それだけに、通算203勝を挙げた巨人V9時代のエースも気持ちは痛いほど分かるのだろう。

 だが、堀内さんは山崎が前回登板した8月29日の阪神戦(甲子園)で6回5安打1失点と好投し、3年連続の2桁勝利を達成した翌30日に「戸郷が不調だからか勝ち星の数なのか『エース』という言葉を目にするようになった。山崎が『巨人軍のエース』と言うならば2桁勝って簡単におめでとうでは終われないね(笑)今の成績と内容で満足してもらっちゃあ困る。まだまだ物足りないですよ」と自身が書いたブログを持ち出し、この時点で「完投試合がないこと」や死球の多さを“物足りない理由”に挙げて「6回で勝利投手になれるってリリーフ陣のおかげさまですよ」と書いていたことに改めて触れ、「死球もなく一人で投げ切った」と今季初の完投を前向きに評価した。

 そして、「伊織に求めているのはこれですよ」とキッパリ。

 巨人打線は先制された直後の6回に2死満塁としながら無得点に終わり、結局、今季12度目の零敗で0―1負け。「残念だが野手に助けられることもあるからそこは、お互いさまで。逆に、1失点した自分を悔いるぐらいでいてほしい。伊織には、常にこれらを目指してほしいね」と堀内さん。好投しながらなかなか勝利投手になれないことも多い今季の山崎だが、それにめげず、大きく飛躍することを願っていた。

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