阪神・佐藤輝明 17打席無安打のトンネル抜ける32号 再び40発ペース「少しずつ修正できている」 

[ 2025年8月25日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神8-1ヤクルト ( 2025年8月24日    神宮球場 )

※別トリミング  <ヤ・神22>4回、奥川(左)からソロを放つ佐藤輝(撮影・木村 揚輔)
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 阪神・佐藤輝明内野手(26)が24日、ヤクルト戦の4回先頭で右翼席へ32号ソロを放った。10日の同戦以来、出場9試合、計40打席ぶりのお目覚め弾で、今季ワーストに並ぶ17打席連続無安打の長かったトンネルを脱出。再びシーズン40発ペースに乗せた。中盤以降に打線がつながった一戦は8―1で大勝し、貯金は今季最多の27。2位・巨人がDeNAに敗れたため、優勝マジックは一気に2つ減って16となった。

 薄暮の神宮に、佐藤輝が目覚めを告げる快音を響かせた。4回先頭の第2打席。19日中日戦の第3打席からこの日の第1打席まで、5試合にまたがった今季2度目の17打席連続無安打についに終止符を打った。右翼席へ突き刺さる32号ソロ。忘れかけていた両手の感触と興奮を堪能しながら、4番はダイヤモンドを悠然と回った。

 「しっかり積極的に、とは思っていた。初球から良いスイングができた。細かいところですけど、悪いなりにも少しずつ修正できているのかなとは思う」

 先発・奥川の初球スライダーを見事に攻略した。10日に京セラドームで対戦した際には右腕から3打数3安打1本塁打。当時の良いイメージも残る中で、持ち前の積極性を発揮して甘い球を砕いた。40打席ぶりに架けた虹。主砲の完全復調に、三塁ベンチは沸いた。

 暗闇は突然訪れた。5打数4安打1本塁打と爆発した10日を終え、バットからピタリと快音が止んだ。翌11日広島戦が降雨中止で、12日同戦を完全休養。変則的な“中2日”が負の作用を引き起こしたのか、先発復帰した13日から17日巨人戦まで、今季最長となる17打席連続無安打に陥った。19日中日戦の第1打席から連続安打を放ち復調したかに見えたが、第3打席から再び17打席ノーヒット。予期せぬ沈黙にも決して心は折れなかった。

 試合前のストレッチや柔軟体操は一切手を抜かず、スイング軌道を確認する片手でのティー打撃も黙々と行った。フリー打撃でもミートを重視。本塁打&打点のリーグ2冠はダテじゃない。2週間前に完全攻略した右腕との再戦をへて、背番号8は輝きを取り戻した。8回2死二塁でも8点目となる右前適時打。無敵の佐藤輝が帰ってきた。

 「最後まで、変わらずにできたらいい」

 貯金は今季最多の27まで積み上がり、優勝マジックも一気に2つ減り、16となった。あす26日からは、長期ロードを締めくくるDeNA3連戦(横浜)。そして29日には、黄色く染まった甲子園へと帰還する。復活を遂げた男に率いられ、猛虎が栄光へのラストスパートを駆ける。(八木 勇磨)

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