広島・坂倉将吾 苦境はね返す! 攻守に苦戦し猛省「全部含めて、また反省してしっかりできるように」

[ 2025年8月24日 05:45 ]

セ・リーグ   広島2―5中日 ( 2025年8月23日    マツダ )

<広・中>初回、二塁へ悪送球した坂倉(右)(撮影・平嶋 理子) 
Photo By スポニチ

 広島は23日、中日戦(マツダ)に2―5で敗れ、借金は今季最多タイの11に膨らみ、8日ぶりに5位転落となった。敗戦の一因となったのは守備のミスだった。坂倉将吾捕手(27)が初回1死一、三塁で二盗阻止を狙った二塁送球が悪送球となって先制点を献上。打撃でも今季自己最長タイの3試合無安打だ。攻守で精彩を欠いた正捕手に新井貴浩監督(48)は「苦しいと思うけど、思い切ってやってくれたらいい」と苦境打開へ背中を押した。

 坂倉は唇をかみしめ、敗戦の責任を一身に背負った。

 「僕が悪いです。全部含めて、また反省してしっかりできるようにしたい」

 悔やんだのは初回の守備だ。1死一、三塁でスタートを切った一走・上林の二盗阻止を狙って二塁へ送球。しかし高く浮いた送球は痛恨の悪送球となった。中堅方向までボールが転がる間に三走・岡林が労せず生還。失策で献上した先制点が結果的には決勝点となった。送球時にボールを完全に握れなかったことが悪送球の要因となった。三塁に走者がいただけに二塁への送球を自重することも選択肢の一つだった。状況判断を含めたミスが痛かった。

 「根本的に(ボールを)握っていなかったら投げるシチュエーションではないと(話をした)。何とか投手を助けてやりたいという気持ちもあると思うけど、もう少し予備知識を持っていたらそんな慌てることもない」

 藤井ヘッドコーチは会談したことを明かした。敗戦後は選手たちがクラブハウスへと引き揚げる中、坂倉だけはベンチ裏のスイングルームに残って、同コーチから助言を受けていた。

 前日22日の中日戦では1点優勢の8回の守り、無死一塁の状況で、交代を告げられた。この日は2盗塁を許し、盗塁阻止率も・185と低調。また、リードでも苦戦した。先発・森下は3失点、2番手の栗林は連続試合無失点が16試合で止まり、辻はプロ初失点。登板した3投手がすべて失点を喫し、投手陣を引っ張ることができなかった。

 持ち味の打撃でも苦しんでいる。3打数無安打で今季自己最長タイの3試合連続無安打。7月は月間打率・182で、8月も同・177と低迷する。それでも正捕手は必死に前を向いた。

 「出ているのに迷惑をかけているのは事実。出してもらっている間は取り返せるチャンスがある。そういう気持ちを持って臨みたい」

 チームの中心選手として、このままでは終われない。新井監督も「本人も苦しいと思うけど、思い切ってやってくれたらいい」と背中を押した。残り31試合。背番号31の意地が見たい。(長谷川 凡記)

「広島」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年8月24日のニュース