巨人・丸がサイクル安打で今季最多15得点大勝けん引 36歳“最遅”18年目「まさかこの年で…」

[ 2025年8月20日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人15―2ヤクルト ( 2025年8月19日    神宮 )

<ヤ・巨>サイクル安打を達成しポーズを決める丸(撮影・光山 貴大)
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 巨人・丸佳浩外野手(36)が19日、ヤクルト戦でサイクル安打を達成した。プロ野球史上72人目、77度目で、21年9月のヤクルト・塩見以来、4年ぶり。初回に右翼席へ今季初の2試合連発となる先制5号2ランを放ち、3回に右前打、5回に中越え二塁打、7回の第5打席で右中間三塁打を放った。36歳4カ月での達成は史上4番目の高齢で、プロ18年目は最遅となった。チームはともに今季最多となる20安打、15得点で大勝。勝率を5割に戻した。

 大記録を意識したのは一塁ベースを回った後だった。丸は「行っちゃえって。頼むから自分の足、持ってくれ」と二塁ベースを蹴った。大歓声を浴びながら、頭から三塁へ。プロ野球史上72人目のサイクル安打に「一度は獲ってみたいなと思っていた記録。まさかこの年で達成できると思っていなかったので、僕自身びっくりしました」と笑顔を見せた。

 “虫の知らせ”だったのかもしれない。初回1死二塁の第1打席。カウント1ストライクでタイムがかかった。打席付近には大きなスズメバチが出現。球審と捕手の古賀と3人で避け「(球審が)“危ない”って言ってくれて助かった」。プレー再開直後、背番号「8」がランバートの直球を右越え先制5号2ラン。今季初の3番起用に一“蜂”回答だった。

 右前打、中越えの二塁打と続き、王手で立った第4打席は代名詞の四球だった。「この年になって三塁打はなかなか難しい。半分諦めていた」。7回の第5打席で長谷川の直球を仕留めて右中間を真っ二つに破り、快挙を達成。36歳4カ月での達成は球団史上最年長、プロ野球でも4番目の年長記録となった。

 「若い時から、しっかりトレーニングしてきたので、そういう貯金が自分の中にある」

 練習の虫は今でも変わらない。若手選手以外、休養日だった7月16日。ジャイアンツ球場に姿があった。中山や増田陸らに交じり、汗だくでバットを振った。「そんな珍しいこと?この年になると、休みが全てプラスになるとは限らない」と言った。「休むと体が固まる。少しでも動いた方がいい」。豊富な練習量で知られる男らしい感覚だった。

 「思い残したことはもうない。逆にもう思いっきりプレーできる」と穏やかに笑った。諦めなければ何かが起こると、ベテランが証明した。(小野寺 大)

 ≪巨人では小笠原以来17年ぶり≫丸(巨)が21年9月18日巨人戦の塩見(ヤ)以来プロ野球72人目、77度目のサイクル安打。巨人では08年9月3日広島戦の小笠原道大以来17年ぶり6人目になる。丸は現在プロ18年目の36歳4カ月。サイクル安打の最年長は福留孝介(神)の39歳3カ月、次いでスペンサー(阪急)の37歳0カ月、山本浩二(広)の36歳6カ月で、丸はそれに次ぐ年長4位。プロ入り後の年数では15年の山本を抜いて最も遅い達成となった。福留はNPB13年目で、MLBの5年間を足すと日米通算18年目での達成。なお、神宮で達成したのは92年7月29日広島戦のハウエル(ヤ)以来6人目。

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