中田翔が引退会見「野球を好きになって終わりたい」 引退後は「中日ドラゴンズを全力で応援」

[ 2025年8月15日 13:20 ]

引退会見で思いを語る中田(撮影・椎名 航)
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 中日中田翔内野手(36)が15日、名古屋市内で会見を行い、今季限りで現役を引退することを表明した。残りシーズンの目標、そして引退後について語った。

 引退後について「これからのことは全く決めてもないので、どうなるかは分からないですけど…」と言葉をかみしめた。「正直、この2、3年、キツい、精神的にもいろいろと考える時期が長かった分、こういう言い方をしていいか分からないですけど、ハッキリ言って野球を嫌いになりかけていた自分がいた」と正直な胸の内を吐露しながらも「最後はもう一度、野球を好きになって、終わりたいという気持ちが強い」と野球選手として、もう一度活躍する意気込みを口にした。目を潤ませ、時折、鼻をすする場面もあった。

 「野球にどういう形で携わっていけるか分からないですけど、ドラゴンズで一緒にいたチームメートに、純粋にこれからは一ファンとして、シーズン残っているので、それまではできる限り全力で臨みながら、その後は一ファンとして中日ドラゴンズを全力で応援していけたらいいなと思っています」と最後に勝負をかけた球団への「愛」を語った。

 大阪桐蔭から2007年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入団。21年シーズン中に巨人に移籍し、23年オフに自由契約を選択して、勝負の場を中日へと移した。移籍初年度の24年は打率.217、4本塁打、21打点だった。勝負の移籍2年目、開幕スタメンに名を連ねながらも持病の腰痛が再発。5月13日に出場選手登録を抹消され、2軍での調整を余儀なくされた。

 それでも順調に調整を続け、6月20日のウエスタン・リーグ阪神戦で実戦復帰。7月10日のウエスタン・リーグオリックス戦で実戦復帰後初アーチを放ち、今月7日に出場選手登録された。しかし、代打で3打数無安打と状態は戻らず、再び12日に出場選手登録を抹消。わずか5日で1軍を離れていた。

 通算1579安打、309本塁打、1087打点。勝負強い打撃を存分に生かし、3度の打点王、5度のベストナインを獲得。打撃だけではない。ゴールデングラブ賞5度と守備力の高さも持ち味の一つだった。記録とともに、野球ファンの記憶にも鮮烈に刻まれる希代のスラッガーが、惜しまれながらバットを置く。


 ◇中田 翔(なかた・しょう)1989年(平元)4月22日生まれ、広島県出身の36歳。大阪桐蔭では1、2年夏、3年春と3度甲子園出場。高校通算87本塁打。07年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入団。14、16、20年に打点王。21年8月に無償トレードで巨人移籍。24年からは中日でプレー。13、17年WBC、15年プレミア12日本代表。1メートル84、107キロ。右投げ右打ち。

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