【甲子園】2回戦敗退の開星・野々村監督「高野連の参政党」「前回は謹慎中」語録残して聖地去る

[ 2025年8月14日 13:45 ]

第107回全国高校野球選手権第8日 2回戦   開星2―6仙台育英 ( 2025年8月14日    甲子園 )

 試合後、ハンカチで汗を拭う開星・野々村監督 (撮影・後藤 大輝)
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 開星(島根)は、仙台育英(宮城)に2―6で敗れて3回戦進出を逃した。

 初回1死一、三塁で4番の松崎琉惺(2年)が中犠飛を放って先制するも、相手の強打を止められなかった。

 今大会最年長の野々村直通監督(73)は11年夏以来14年ぶりとなる甲子園出場。しかし、同校初の一大会2勝とはならなかった。

 以下は、野々村監督との一問一答。

 ――試合を振り返って。
 「一番に思うのはね、弱い方がミスしたらダメですよね。あれだけエラーしたらね。力はないのでね。本当によくやったと思いますね。コールドみたいな試合にならずに。本当に相手にされないのかな…という危惧はあったんですけど、初回に1点取れましたしね。本当にもう感謝しますよ」

 ――11年夏以来の仙台育英との再戦だった。
 「俺は謹慎中だったから(笑い)。あの(9回の)落球でしょう? 蟄居(ちっきょ)していましたから。テレビで見ていました」

 ――甲子園の景色は。
 「嬉しかったのと、ある意味本当に感謝して野球ができた。2時間10分ぐらいかな? だけど、すごく長く感じました。前は、あっという間に終わっちゃった。だいたいそういう時は負けています。何にもできずに終わっちゃうな…という、時間的な短さを感じたけど、今日は本当いに長くね、甲子園のベンチで生徒と一緒に野球する楽しい時間が倍ぐらいのイメージがあります。過去の監督時代とは違う時間の長さを感じました。嬉しかったですね」

 ――グラウンドで倒れるまで指導を。
 「いや、それはダメです。アーティストですから。僕は絵描きですからね。野球は素人ですから。キャンバスに筆を置きながら、仕事してるだけ。そういうのを皆さん分かってないね(笑い)。体育教師みたいにグラウンドで死んだら本望かと言われるとか、僕はそうじゃない。美術の教師になりたくて、広大に入って見たら、広大に硬式野球があったと。それだけの話です」

 ――今大会は広陵(広島)の出場辞退もあった。
 「難しいよね、これは。うちの子らは、本当に今いいんだけど、みんなが上級生、下級生なし。礼儀だけはするけど。上手、下手なし、みんな平等でっていうのが、このチームで出来たんですよ。補欠に回ったからってレギュラーを妬まず、上手でレギュラーだからといってバカにせず、っていうことを徹底して実践してくれたチーム。そこができれば、寮生活とか色んな面で、人間関係作りが一番じゃないすか、防止策は。人間性ですよ。へたくそをバカにするとか、それはもう絶対やっちゃいけないです」

 ――「野々村語録」を楽しみにしている人がいる。
 「いるんですよ、コアなファンが。その人たちのために喋っているので。高野連の参政党と呼ばれても(笑い)。こうだろうってしゃべりたい人はいっぱいいるんだけども、この時代だからね。弱い平和論、理想主義すぎるみたいな。だけど、自分の家に強盗が入ったらまず親父が戦うでしょう? 身を挺して戦うじゃないですか。それがやっぱり平和、家を守る原型でね。強盗が来るとか家に入ってくる奴がいる間は、誰かが守らないと。一生懸命生きている家族とかね。なんかそういう意味で思っている人はいっぱいいると思う。そういうことも危険視せずに、日本人として、国民としてそういう考えもあるよなっていうことは報道してほしいなと。子供たちにもみんなそう言ってますから。

 ――選手はあっぱれだ。
 「あっぱれですね。ここまで出たことすごい、あっぱれ。また1つね、あんな試合して勝ち上がった、あっぱれ。でも強豪校に対して負けたとはいえ、完全試合、ノーヒットノーランじゃなくて、初回に安打が出て1点取ったなんて。もうあっぱれですよ」

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