日本ハム・水谷 人生初サヨナラ打!執念逆転勝ちで連敗4で止め「気持ちいい」

[ 2025年8月14日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム3―2ロッテ ( 2025年8月13日    エスコンF )

<日・ロ>9回、サヨナラ打を放ち選手と喜び合う水谷(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハム・水谷瞬外野手(24)が13日、ロッテ戦で生涯初というサヨナラ打を放ち、連敗を4で止めた。9回1死満塁から左前打で決めた。負ければ14日にも、ソフトバンクの優勝マジック点灯の可能性があった一戦。直前に敵地での首位攻防3連戦に3連敗した嫌な空気を劇勝で断ち切った。首位から4ゲーム差に離されたが、逆転優勝へ向け再スタートを切った。

 スタンドが沸きに沸く。一塁ベースを通過した水谷が振り返ると、ベンチを飛び出した仲間が駆け寄ってきた。こんな光景が見たかった。プロはもちろん、人生初のサヨナラ打。この日から販売開始された自身の顔写真付きパイナポーTシャツを着て、お立ち台で感慨を込めた。

 「人生初サヨナラなんで、めちゃくちゃ気持ちいいですね。テンション上がりました」

 2―2の9回だ。先頭の石井が四球で出塁し、1死を挟んで清宮幸が中前打でつないだ。続く奈良間の代打・マルティネスが三塁失策を誘い、迎えた1死満塁。水谷は「絶対、決めたろうと気持ちは入っていました」。1ストライクから2番手・高野脩の2球目、129キロフォークを左前に運んで試合を決めた。

 苦い経験が原動力となっている。18年ドラフト5位でソフトバンク入団。1年目の新人合同自主トレでの3週間、唯一、ファンからの差し入れがゼロだった。「え、支配下だよな?俺、と思いましたね」と苦笑いで振り返る。ファン感謝祭で最後にグラウンドを一周する際、自身のユニホームを掲げてくれたのは一人だけだった。

 ただ、一昨年オフに現役ドラフトで加入。日に日に自身のユニホームやタオルを掲げてくれるファンが増えた。この日に販売開始したTシャツも即完売したという。「ようやく北海道のファンに認められた気がする。今はユニホームを着られることに感謝し、野球を楽しむことができている」と精神面の充実が結果につながった。

 チームの連敗を4で止め、新庄監督は「嫌な流れで来ていた一週間だったので、水谷君が断ち切ってくれましたね」と称えた。本拠地の屋根を開けるルーフオープンデーも今季4戦4勝。水谷は言う。「最後にひっくり返したらいいと思うんで」。4ゲーム差で追うソフトバンクを捉え逆転優勝へ、頼もしい男がいる。(清藤 駿太)

 ≪今季6度目劇勝≫日本ハムのサヨナラ勝ちは6月15日の広島戦以来今季6度目(郡司3度、レイエス、田宮)で、パ・リーグではオリックスの8度に次ぎ、楽天、西武と並び2番目に多い。カード別ではロッテ戦がこの日を含め3度で最多、ソフトバンク、西武、広島戦が各1度となっている。

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