【甲子園】健大高崎は京都国際と対戦 史上初の前年春夏V校初戦で激突 石垣元「日本一長い夏に」

[ 2025年8月4日 05:19 ]

対戦が決まった健大高崎の加藤大成主将(左)と京都国際の倉橋翔主将
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 第107回全国高校野球選手権(5日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われた。1日に先立って決まった創成館(長崎)―小松大谷(石川)の開幕カードを除く対戦が決定。昨春の選抜で初優勝した健大高崎(群馬)は、第8日第1試合に昨夏の覇者・京都国際と激突する。前年春夏の甲子園優勝校が夏の初戦で対戦するのは史上初。優勝候補同士の対戦という屈指の好カードになる。

 全国から集った高校球児がざわめいた。優勝候補の健大高崎と激突する「23B」を引いたのは、前年夏王者の京都国際。ナインとともに会場で見守った青柳博文監督の目に鋭さが増した。

 「良いチームなので、できれば初戦でやりたくなかった相手。(対戦は)名誉で光栄なことなので、しっかり準備したいと思います」

 前年の春、夏の甲子園王者が初戦で激突するのは107回を数える大会で史上初。高校日本代表候補の左腕・西村一毅(3年)を擁し、大会連覇を目指す京都国際は難敵で、これまで群馬勢は京都勢に夏は9戦全敗と相性は最悪だ。

 それでも一寸の苦手意識もない。今春選抜前の練習試合では勝利を飾った。「2番・遊撃」を担う加藤大成主将(3年)は練習試合で対戦した西村から一発を放った。「バットを短く持って、直球に張って(チェンジアップを)反応で打った」と確かな感触を両手に残し「ベストピッチングをしてくる想定で準備したい」と攻略に自信をのぞかせた。

 初戦の先発はプロ注目の最速145キロ左腕・下重賢慎(3年)が濃厚。今秋ドラフト1位候補の最速158キロ右腕・石垣元気(3年)は群馬大会と同様に、守護神として試合を締めくくる役割を担う可能性が高い。午前中の甲子園練習で聖地のマウンドを確かめた石垣元は「良い感覚で投げられた。日本一長い夏にしたい」と決意を新たにした。

 今秋ドラフト候補の最速147キロ左腕・佐藤龍月(3年)らが控える投手陣は今大会No・1の陣容。青柳監督は「京都国際にピッチャー陣を全員つぎ込むつもりでやりたい」と総力戦を覚悟。注目カードの初戦でスタートダッシュを決め、初の夏王者へ駆け上がる。(柳内 遼平)

 ≪夏は京都府勢9戦全勝≫初戦で昨春優勝の健大高崎(群馬)と昨夏優勝の京都国際が初対戦。前年の春夏優勝校の夏の甲子園での対戦は、1983年準決勝での前年夏優勝の池田(徳島)と前年春優勝のPL学園(大阪)が対戦(PL学園が7―0で勝利)して以来42年ぶり2度目、初戦では史上初めてとなる。また、群馬県勢と京都府勢の甲子園対戦成績は京都府勢の通算12勝2敗、夏に限ると9戦全勝となっている。

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