【筑後鷹】佐藤航太 打率アップへ奮闘 スイングスピードアップ狙う

[ 2025年7月29日 06:00 ]

試合前にキャッチボールを行う佐藤
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 育成3年目の佐藤航太外野手(21)は、打率アップに向けて奮闘中だ。明石健志R&Dグループスキルコーチ(39)と、ゲーム感覚の練習でスイングスピードアップが目標。周東佑京内野手(29)に似せたユニホームの着こなしも特徴だが、育成選手であるがゆえに、かなわなかった希望もあった。「悔しすぎた」という春季キャンプ第1クール離脱からの逆襲を狙っている。

 
 昨年は後半から2軍に定着し、37試合で打率・328をマークした佐藤航。入団3年目の今季、初めて春季キャンプでA組に呼ばれた。「1軍の首脳陣に見てもらいたい」と気合を入れたものの、第1クールで胃腸炎になり、離脱。休養した後、B組合流となり「シンプルに悔しすぎた」と声のトーンを落とした。しかし「チャンスはもらえていた」と、当初の招集を自信にして、気持ちを切り替えて再スタートした。

 しかし今季はウエスタン・リーグ15試合に出場し、打率・146と苦戦。3軍での出場が多くなっている。「あの時の状態に戻したい」と切実な思いを口にする。

 元々バットに当てることは得意だ。「だからこそそれに頼ってしまうことが多く、打球が弱くなった。今は結果を気にせず強く振っている」。6月から明石コーチと二人三脚で、スイングスピードのアップに取り組んでいる。バットに計測機を付け、スイングスピードが110キロを切ったら罰ゲームがある。明石コーチは「フリー打撃を見て、振れていないし飛んでいなかった。測ることで、意識を持って振ると思った。また選手によるが(佐藤航には)ゲーム感覚の練習が合う」と狙いを明かし、現状は「継続的に振れるようになってきた。3軍の中では水準を超えてきた」と成長を感じている。

 50メートル5秒9の俊足の持ち主で、タイトなユニホームが足の回転の速さをより一層際立たせる。「(ズボンが)ダボダボしているのが感覚的に気持ち悪い。ピチッとしたのが良いとスタッフさんに頼んだが、育成選手のそういう要望はあまり聞けないと言われて…」と苦笑い。サイズを下げたが違和感があり、同じく細身の金子圭輔3軍内野守備走塁コーチに、お下がりが欲しいと直談判をした。「長くはけるように大事にしています」と目尻を下げる。

 またタイトな着こなしは、盗塁のコツを教わったこともある周東への憧れもある。「スタートの切り方、リードの位置など基本的なことを教えてもらった。最初に“俺はこんな感じだよ”とベースを走って見せてくれた」。優しく、丁寧に教えてくれるという。

 今後の目標は支配下登録、そして1軍でレギュラーとして出続けること。「まずは守備範囲を広くしたい」と目標を掲げており、攻守共に俊足を生かしたプレーに期待が高まる。頼れるコーチ陣と試行錯誤をしながら、着実に歩みを進めていく。
 (昼間 里紗)

 ◇佐藤 航太(さとう・こうた)2004年(平16)4月7日生まれ、東京都出身の21歳。八戸学院光星では3年夏に甲子園に出場し、1本塁打を含む3安打。ソフトバンクには22年育成ドラフト11位で入団。背番号168。1メートル84、73キロ。右投げ右打ち。

《今日からみずほペイペイドームで2軍戦》
 きょう29日からの3日間、みずほペイペイドームでウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦が行われる。小学生以下は内野自由席無料。1軍本拠地デビューとなるルーキー捕手の大友は「球場の雰囲気、歓声、ピッチャーの見え方などを楽しみたい。1軍を目指す中で、自分のイメージをふくらませる良い時間にしたい」と気合を入れた。

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