【高校野球】横浜・奥村頼が2打席連発&好救援で決勝へ 「苦しい展開を自分の1本で変えられれば…」

[ 2025年7月26日 12:47 ]

第107回全国高校野球選手権神奈川大会 準決勝   横浜 4―3 立花学園 ( 2025年7月26日    横浜スタジアム )

<横浜・立花学園>試合を終え、クールダウンする横浜・奥村頼(撮影・木村 揚輔)
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 昨秋の明治神宮大会、今春の選抜大会で日本一に輝いた横浜が2戦連続の逆転勝利を飾った。

 横浜は遊撃手との二刀流右腕・池田聖摩が先発のマウンドに立つも、2回1/3を3安打2失点と誤算だった。4三振を奪ったが、要所でボールが甘く入ってしまった。

 さらに逆境は続く。2番手で救援した山脇悠陽も1回1/3を2安打1失点で追加点を許してしまった。4回表終了時点で0―3と厳しい展開となった。

 ただ、秋&春日本一のプライドがある。4回裏に二刀流左腕で4番を担う奥村頼人が中越えにソロを放ち、1点を返した。

 さらに反撃は続く。直後の5回にはまたも奥村頼が大仕事。2死一、三塁から今度は右越えに逆転の3ランをマークした。これで4―3と横浜がこの試合初めてリードを奪った。「苦しい展開だったんですけど、(準々決勝では)自分がそういう展開にしてしまった時にチームのみんなが助けてくれたので、今度は自分が助ける番だと思って今日の試合挑んだ。どんな苦しい展開でも自分の1本で変えられればと思ったいたので、ホームランを狙っていたわけではないが、思いっきり振り抜いた結果がああいう結果に繋がったの」

 守っては4番手で怪物2年生右腕・織田翔希が5回から救援登板し、自己最速タイとなる152キロを計測。来秋ドラフトの目玉とされる逸材がゼロを並べた。「0点でしっかりと抑えることができて、チームに流れを持ってこれたっていう意味では本当に嬉しかった」と振り返った。 
 9回途中からは奥村頼が好救援でリードを守り切った。「悔しい思いもしたり、いい思いもできた横浜スタジアムのマウンド。最後はどういう形で終われるかは、今まで頑張ってきた自分を信じること。結果を気にせずにやるべきことをやるだけ」と振り返った。明日の決勝戦については「決勝は今までの3年間の全員の思いが詰まったマウンドだと思う」と気を引き締めた。

 この夏は「逆転の横浜」だ。準々決勝の平塚学園戦も逆境だった。ゲームの主導権を握られ、9回は1点を追う状況で2死二、三塁、そしてフルカウントの状況まで追い込まれた。あと1ストライクで消える3季連続日本一の夢。ただ、その究極の場面で阿部葉太主将(3年)が逆転サヨナラの適時打を放った。

 苦しんだ王者。準々決勝の激戦後、ナインは泣いていた。村田浩明監督は「この子たちが勝って泣くのは初めて。これも成長できる涙になれば」と感慨深げだった。その涙を準決勝でも生かした逆転勝利だった。

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