【高校野球】鳥羽が逆転サヨナラ満塁弾で10年ぶり聖地へ王手!!9回2死からミラクル5得点

[ 2025年7月26日 06:00 ]

第107回全国高校野球選手権京都大会準決勝   鳥羽8―7京都外大西 ( 2025年7月25日    わかさスタジアム京都 )

<鳥羽・京都外大西>9回、逆転サヨナラ満塁ホームランを放ちナインに出迎えられる鳥羽・横谷(中央・背番号3)(撮影・中辻 颯太)
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 第107回全国高校野球選手権大会(8月5日開幕、甲子園)の地方大会が25日、各地で行われた。京都大会では、鳥羽が京都外大西からサヨナラ勝利を挙げて決勝進出。4番の横谷乙樹(いつき)内野手(3年)が4―7の9回2死から逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち、1915年の第1回選手権大会優勝校が、2015年以来10年ぶりの夏の甲子園出場に王手をかけた。

 劇画のようなエンディングだった。4点を追う鳥羽の9回裏。1点を返し、なおも2死満塁の好機で、横谷が打席へ向かった。

 「横谷で決めなければ、負けだと覚悟した。長打で同点になればいいな、と」

 松下浩司監督の期待は、うれしい形で裏切られる。4球目の大ファウルで手応えをつかみ、フルカウントからの7球目。「ここで打たないと、4番の意味がないと思った」。待ち望んだ内角低めの直球に最短距離でバットが出る。右翼席へ運んだ逆転サヨナラ満塁弾。信じられない幕切れに涙を流す選手たちの横で、主砲は穏やかに笑っていた。

 「何でみんな泣いてるのかな、って。それを見て、打って良かったなと思いました」

 ヒーローとは思えない冷静なコメントに喜びがにじむ。高校通算16号は、公式戦初本塁打。1メートル73と主軸としては小柄ながら、2年春から4番を任されてきた。転機は昨年の秋季大会後。腰痛が悪化し、約4カ月の離脱を強いられる中、体幹の重要性を知った。

 「バランスが悪いから腰痛にもなるし、調子の波もあった。そこから変えていった」

 流した汗はウソをつかない。連日取り組んだ体幹トレーニングで打球の質と距離が向上。昨年の準決勝で敗れたリベンジを果たした。

 10年ぶりの聖地帰還を目指し、あす27日の決勝は京都国際と激突する。第1回(1915年)の優勝校と昨夏の全国覇者が激突する図式。横谷も表情を引き締めた。「西村君はいい投手なので、しっかり準備して臨みたい」。この日は松下監督の43回目バースデー。2日遅れのプレゼントは、甲子園切符こそふさわしい。 (堀田 和昭)

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