大谷 “超魔球”打ちで日本選手初の4戦連発 登板翌日の不安説も一発回答 指揮官も絶賛「本当に凄い」

[ 2025年7月24日 01:30 ]

インターリーグ   ドジャース7―10ツインズ ( 2025年7月22日    ロサンゼルス )

9回、自身初の4戦連発となる36号を放つドジャース・大谷(AP)
Photo By AP

 ドジャース大谷翔平投手(31)が22日(日本時間23日)、ツインズ戦で日本選手初の4戦連発の36号2ランを放った。自身が本塁打した球では最速に並ぶ100・1マイル(約161・1キロ)を粉砕した。連発中の全4本塁打が中堅から左方向への打球で、本塁打王争いもリーグトップタイに再浮上。登板翌日はこれまで15打数1安打と不安視されたコンディション面を、一発回答で払拭した。

 敗色濃厚な5―10の9回2死三塁だった。守護神デュランの100・1マイル(約161・1キロ)の「スプリンカー(スプリットとシンカーの中間球)」を逆らわずに強振。打球速度107・5マイル(約173キロ)の強烈な打球を、既に多くのファンが席を立ちガラガラの左翼席に運んだ。

 ナ・リーグトップのダイヤモンドバックス・スアレスに並ぶ36号2ランは、日本選手初の4試合連続本塁打。デーブ・ロバーツ監督は「毎晩のように自分の役割を果たし、スコアボードの状況に左右されることなく良い打席を重ねている。本当に凄い」と手放しで称えた。27歳の剛腕デュランの高速変化球スプリンカーは、100マイル以上を計測すると過去35球で1球も安打も、飛球すらも打たれてない“超魔球”だった。デュランは今季46試合目で初被弾となった。

 大谷が本塁打を記録した球速としては、昨年6月5日のパイレーツ戦で昨季新人王右腕スキーンズの100・1マイル直球を打ち砕いた時と並び最速。4試合連発は全て大谷が「調子のバロメーター」と語る中堅から左方向への打球だ。前夜の試合後に「見え方がまず良いので調子が戻っている」と自信を示した通り一振りで仕留めた。

 投手復帰後、登板翌日はこれまで15打数1安打、3四死球と苦しんできた。コンディション面を不安視する声は絶えず、この日も4打席目まで無安打で2三振と快音は響かなかったが、7回の4打席目には豪快に引っ張って打球速度117マイル(約188キロ)の超速ファウルを打つなど、パワーに陰りはなし。ロバーツ監督は「彼は今季6試合に投げ、そのうち2試合が1イニング。登板翌日に大きな負担がかかっているとは今のところ思っていない。ただ、今日のようなプレーは間違いなくポジティブ」と安堵(あんど)していた。

 前夜は初回表に本塁打を浴び、その裏に自ら本塁打を放つ大リーグ史上初の“倍返し弾”を記録するなど、毎日のように歴史に名を刻む。チームは敗れ、7月は6勝11敗と苦しむが、大谷のバットが好調なのが救い。23日(日本時間24日)のツインズ戦で、日本ハム時代16年5月4~17日の自己記録であり、球団記録に並ぶ5戦連続本塁打に挑む。(柳原 直之)

【大谷 本塁打アラカルト】
 ☆4戦連発 ドジャース選手の4戦連発は36人目。球団記録の5戦連発は50年ロイ・キャンパネラ、01年ショーン・グリーン、10年マット・ケンプ、14年エイドリアン・ゴンザレス、15年ピダーソン(現レンジャーズ)、19年マンシーの6人。大リーグ記録は93年ケン・グリフィーら3人が記録した8戦連発。なお3試合連発の日本選手は大谷が11度、松井秀喜が2度のみ。
 ☆高速変化球打ち 15年にスタットキャストが導入されて以降、100マイル(約161キロ)超の高速変化球を本塁打したのは、21人目。

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年7月24日のニュース