阪神・石井大智 セ歴代7位タイ30戦連続零封の秘けつ “専用データ”と打者映像チェック「企業秘密」

[ 2025年7月20日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神4―0巨人 ( 2025年7月19日    東京D )

<巨・神>3番手で登板した石井(撮影・大森 寛明)
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 1点が致命傷となる緊迫した試合展開の8回を託されたのは、阪神・石井だった。ポーカーフェースの仕事人は、いつも通りスコアボードに「0」を刻んだ。球団では06年藤川球児以来となる節目の30試合連続無失点で、セ・リーグ歴代7位タイに浮上。しかし。右腕にとっては通過点どころか、個人記録など眼中になかった。

 「全然、(30試合連続無失点は)考えていない。明日も仕事できるように頑張りたい」

 8番・甲斐からの下位打線と相対した。1死から代打・長野に四球を与え、打席には難敵の丸。ここが本領発揮のときだ。151キロ直球で押し込み、力ない左飛に料理。続く佐々木は、高め直球で空振り三振に仕留めた。「ゼロで行けたということが全てと思う」。使命を果たした。

 ここまで「0」を並べられる理由とは…。直撃すると「日頃の行いがいいからじゃないですかね?」と笑ったが、それもあながち冗談とは言い切れない。実は石井は移動時や自宅でのリラックス時も肌身離さずタブレットを携帯し、打者の映像を研究し続けている。その内容は「企業秘密です」。ただ、独自でスコアラーに指定する“石井専用データ”も存在するという。「当日の相手のスイングの感じは一番大事にしていますけど、事前に映像と照らし合わせる作業も必要なので」。徹底した準備が生む、必然の「0」と言える。

 この日も救援5投手で7回以降5イニングを零封リレーし、チームは今季20度目の零封勝利。球団記録ペースの原動力こそ、「ブルペンで負けない」が合言葉の鉄壁救援陣だ。守護神・岩崎に次ぐ番頭格・石井は、今日も淡々と「0」を並べる。(松本 航亮)

 ○…阪神は20度目の零封勝利で、早くも昨季の20度に並んだ。シーズン143試合換算で32度ペースは、球団記録の65年32度に並ぶ。

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