学習院・虎渓有有 2安打2打点で3年連続初戦突破導いた「神宮という舞台で打てて一生の宝物です」

[ 2025年7月7日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権 東東京大会1回戦   学習院11―5目黒学院 ( 2025年7月6日    神宮 )

<学習院・目黒学院>2安打2打点と活躍したが、足がつって途中交代した学習院・虎渓(撮影・村井 樹)
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 第107回全国高校野球選手権(8月5日開幕、甲子園)の出場校を決める地方大会は6日、21大会で201試合(継続試合含む)が行われた。東東京大会では学習院が11―5で目黒学院を下し、初戦突破。虎渓有有(とらたに・ゆうう)外野手(3年)が2安打2打点で勝利に貢献した。修徳は足立新田に9―8でサヨナラ勝ちを収め、築田駈翔(はくと)投手(3年)はチームを勢いづける力投を見せた。

 うれしすぎて、二塁ベース上で両腕を突き上げた。だが、直後に左足がつってまさかの途中交代となった。アクシデントに見舞われたが、2安打2打点と存在感を示した虎渓有有(とらたに・ゆうう)は「神宮という舞台で打てて、一生の宝物です」と余韻に浸った。

 虎が咆哮(ほうこう)する、悟りの一打だった。1―0の3回1死二、三塁。追い込まれながらも「必ず甘い球は来ると思った」と、真ん中に入ってきたスライダーを強振。左中間を破ったが、代走を送られて無念の交代。その後はベンチから大声を張り上げ、ナインを鼓舞した。

 実家は埼玉県草加市にある浄捷寺。約400年もの歴史のある寺で、将来は「しっかり継ぎたい」と決めている。1メートル62、87キロとがっちりした体格は大好物のカレーでつくられた。一食でライスは800グラムを平らげ「余裕です」と笑った。名字、名前とも難読だが「格好いいと思っています」。両親が「自分が有ること、いることがありがとうという存在になってほしい」との願いを込めて付けた「有有」の名の通り、ありがたい一打で3年連続の初戦突破に導いた。

 試合後、多くの選手が「もう一度神宮で試合を」と口にした。新宿との2回戦に勝てば3回戦はシード校の名門・帝京と神宮で対戦する。「チームスローガンのように普通を極めて特別を超えたい」と虎渓。目の前のワンプレーに全力を尽くす男が、再び勝利へ導く。

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