阪神・藤川監督「作戦的なところで課題」7回勝負手不発で同点機逃すも「後悔は何もない。野球ですから」

[ 2025年6月23日 05:15 ]

交流戦   阪神1―3ソフトバンク ( 2025年6月22日    甲子園 )

<神・ソ>7回、坂本がバント。三走・熊谷は動けず、一走・高寺を進める捕前犠打に(撮影・北條 貴史)
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 繰り出した“勝負手”の数々は、勝利に結びつかなかった。分岐点となったのは1点を追う7回。藤川監督の攻めのタクトは試合の流れを急変させた。

 「向こう(ソフトバンク)が苦しいところまでいけたんですけど」

 相手の勝ちパターンの一角、松本裕から先頭の大山が左前打を放つと、途中出場の高寺には2ボール1ストライクからバスターエンドランを敢行させ、若虎も見事に右前打で応えて無死一、三塁と一気に好機は広がった。

 小幡は浅い左飛に倒れて1死も、ここで指揮官は三塁走者・大山に代えて代走・熊谷を送り込んだ。大山を今季最短で途中交代させてまで同点を狙いにいった。打席の坂本は、初球からバントの構えを見せると松本裕の制球は乱れて3ボール。球場の雰囲気は最高潮に達そうとしていた。続く4球目の152キロを坂本はセーフティースクイズ。これが捕手前で弾むゴロとなって三塁走者は突入できず。2死二、三塁となって代打の切り札・糸原は強い当たりも中飛に倒れた。

 痛恨の拙攻で絶好の好機を逸して無得点。試合後、坂本は「点を取る作戦だったのでちゃんと決めていれば点が入っていたので僕のせいじゃないですかね」と猛省。ただ、藤川監督は作戦面を含めた7回の攻撃については「(後悔は)全くないです。バスターエンドランを仕掛けて形にできて、後悔は何にもないですね。野球ですから」と最善を尽くした末に待っていた敗戦を受け入れた。

 「最後に少し作戦的なところで課題といいますかね。それをまたレギュラーシーズンに戻って、トライしていくということですね」

 勝負はまだこれから。この敗戦をいくつもの勝利に変えるべく、これからもチームを一つにまとめあげタクトを振っていく。
 (遠藤 礼)

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