【ソフトバンク交流戦V 柳町の独占手記】競争の激しいホークスだからこそ今の自分がある

[ 2025年6月23日 06:00 ]

交流戦   ソフトバンク3―1阪神 ( 2025年6月22日    甲子園 )

<神・ソ>笑顔でハイタッチをかわす柳町(右)らソフトバンクナイン(撮影・大森 寛明)
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 ソフトバンクは22日、交流戦最終戦となった阪神戦に3―1で勝利。試合中に0・5ゲーム差で2位だった日本ハムが敗れたため、19年以来6年ぶりで12球団最多となる9度目の交流戦優勝を決め、賞金3000万円を獲得した。ロッテ―巨人戦を1試合残す交流戦でトップの打率・397、リーグトップの打率・342をマークしMVP最有力候補に挙がる柳町達外野手(28)が、本紙に独占手記を寄せた。

 交流戦期間は一打席一打席の積み重ねがいい結果につながりました。普段対戦しない投手が相手だとイメージが違ったりもします。1打席目の印象をどれだけ早く修正するかが大事だと思って臨んでいました。いかに2打席目、3打席目につなげていくか。その対応がうまくいったのかなと思っています。

 オフからレギュラーを獲るためにどうすればいいかを考えて始まったシーズンでした。開幕は2軍スタート。悔しかったですけど、気持ちが切れたりは一切なかったです。自分が好きなことで仕事をさせてもらっている。そこで後ろ向きになったりするわけにはいきません。

 それに競争の激しいホークスだからこそ今の自分があると思っています。外野で言えば近藤さんや、(周東)佑京さん、今はけがで離脱されていますが柳田さん、正木もいます。本当にレベルの高い選手が集まっていて、そういう人たちの打撃の感覚や意識を耳にできることはプロ生活として成長できた要因だと思っています。

 昨季までと何が変わったのかと聞かれることがあります。今のところ一番大きな要因だと思っているのが、体の強さが出てきたことです。僕自身、疲れてくるとバット軌道が凄く変化してしまったり、体の部分で大きなずれを出してしまうような選手でした。

 今年はそれが軽減してることを感じます。疲れていてもバット軌道があまりずれずに安定してもいます。レギュラーをつかみ取るためにも、これまで以上にフィジカルトレーニングに取り組んでいることがプラスに働いているのではないかと思っています。

 小久保監督から「チームを引っ張る選手になった」などと評価していただいている言葉も目にします。「うれしい」という感情よりも「もっともっと、やらないといけない」と思わせられています。まだ残り試合数は半分以上あります。ここから調子が落ちてしまったら意味がないし、またつかみかけて終わるのかと思われてしまう。本当に浮かれている場合じゃない。

 現状は規定打席にも到達していますが、今は本当に通過点でしかありません。どうしても周りからは打率が1位であることを言われたりしますが、経験上、意識すると本当に良くない。自分のできることにフォーカスした方が僕はいいタイプだと思っているので、そこはブレずにやっていきたいと思います。

 ここからは体験したことがない大変な部分も出てくると思っています。そこを乗り越えるためにも、生活面から無駄のないような日々を過ごしていきたいと思っています。
 (福岡ソフトバンクホークス外野手)

 ○…SNSなどで知る人ぞ知るとして流行した「わいのタツル」という呼称に乗じ、球団が5月末に発売した「わいのタツル」グッズがバズっている。フェイスタオルから始まり、大好評を受けてTシャツや等身大クッションなどにも拡大している。柳町は「僕の“柳町達”という名前入りのタオルより“わいのタツル”のタオルの方が球場で多いですからね。何なら、もうそっちしか見ないぐらい」と笑顔。「これだけ注目してくださって、盛り上がってくれているのはうれしいですね」と感謝を口にした。

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