賞金は裏方さんへ 日本ハム 交流戦逆転優勝へ望みつなぐ 新庄政権初タイトルへ最終戦必勝!

[ 2025年6月22日 05:30 ]

交流戦   日本ハム3―2中日 ( 2025年6月21日    バンテリンD )

<中・日>8回、投手交代を告げた後、マウンドに残り清宮(手前)とグータッチする新庄監督(撮影・椎名 航)
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 日本ハムは21日、中日戦に3―2で競り勝ち、07年以来18年ぶり2度目となる交流戦の逆転優勝へ望みをつないだ。清宮幸太郎内野手(26)が攻守にわたりチームを救った。7回に5号ソロを放ち、再び1点差に迫られた9回は一塁守備で猛チャージから相手の送りバントを封じた。22日の最終戦に勝って、ソフトバンクが敗れれば、新庄政権初タイトルとなる交流戦優勝を手にする。

 ヒーローは2度、窮地を救った。2―1と1点差に詰め寄られた直後の7回2死。清宮幸が高橋宏の初球154キロを打ち砕いた。内角高めのコースに対し右肘をうまく畳み、詰まらされながらも右翼ポール際最前列へ届けた。5号ソロで2点リードに広げた。

 「逆に芯に当たらなくて良かった。展開的にも良い1点になったので良かった」

 先月27日のソフトバンク戦以来、実に86打席ぶりの一発だった。前日は決勝点となる先制の右犠飛。しかし、新庄監督からは「清宮君はあそこでホームランを打ってほしかった。角度を上げてほしかった。犠牲フライかーい!」と突っ込まれていた。その指揮官も「詰まっても切れずに飛んでいった。うまい打ち方をしたと思いますよ。この広い球場(バンテリンドーム)で」と素直にうなった。

 だがその裏に1点返され、再び1点差に迫られた。9回は薄氷を踏んだ。6番手の柳川が先頭に遊撃内野安打を許し、暴投で無死二塁の大ピンチに。石伊のバントに、8回守備から三塁から一塁へ移っていた清宮幸が猛チャージからの好送球で、三塁で間一髪アウトにした。ビッグプレーでピンチの芽を摘み、ひやひやの逃げ切り勝ちで両リーグ40勝一番乗り。パでは独り勝ちの3連勝で貯金を今季最多14とした。「柳川もアップアップだったと思うので。そこは先輩が何とかしないといけない」と胸を張った。

 開幕前、谷内内野守備走塁コーチと1年間必ず守る約束を一つ決め、時間にルーズな清宮幸は「10分前行動」と約束した。ミーティングはもちろん、早出特守も10分前に行動。谷内コーチは「守備も打撃も走塁も全て準備。ある程度、こういう時はこうだなと準備をする習慣はできている」と好守の下地となった姿勢を評価した。

 「あれもうまかったね。(起用が)当たるわ~」と指揮官もしびれていた。交流戦首位のソフトバンクが敗れたため、0・5ゲーム差に縮まった。他力も込みだが、逆転優勝への望みをつないだ。「僕としては交流戦の優勝はあんまり興味ない。ただ、賞金がもらえるので。それを裏方さんの人たちに渡したいなという気持ちはめちゃくちゃあるので、獲りにいきます。マジで」と新庄監督は宣言した。まずは目の前の一勝を制した先に、ドラマは待っている。 (清藤 駿太)

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