【大学選手権】出場46度目の福井工大が初優勝に王手 「赤ヘル魂」で4年ぶり決勝進出

[ 2025年6月15日 06:00 ]

第74回全日本大学野球選手権 準決勝   福井工大6―5東海大 ( 2025年6月14日    神宮球場 )

<東海大・福井工大>試合に勝利しスタンドに手を振る福井工大ナイン(撮影・大城 有生希)
Photo By スポニチ

 準決勝2試合が行われ、福井工大は東海大に6―5で競り勝って2021年以来4年ぶりの決勝進出を決めた。全4試合に抑えとして登板する土合章太投手(3年)が2回1失点の力投で1点差を死守。出場46度目での初優勝を懸け、きょう15日に7年ぶり4度目の優勝を狙う東北福祉大との決勝に臨む。

 元広島の福井工大・町田公二郎監督は、広島時代の同僚である沢崎俊和チーフ投手コーチに相談した。8回に一発を浴びた土合を1点差の9回も続投させるか、それとも継投すべきか――。沢崎コーチは即答した。「最後まで土合でいきましょう」。2死走者なしから連続四球を与えてもベンチは動かない。最後は土合が、前の打席でソロを被弾した5番の笹田海風を空振り三振に仕留め、決勝進出を決めた。

 96年広島ドラフト1位の沢崎氏は、今年1月にコーチに就任した。23年11月から監督を務める91年広島同1位の町田監督との「赤ヘルタッグ」が福井で結成された。

 沢崎コーチは投手陣に伝えた。「プロと投げ込む量が違いすぎる」。それまで週1、2回だったブルペン投球を週4回に増やした。リーグ戦期間中もウエートトレーニングや走り込みを継続。NPBの投手と同じような練習内容を課し、土台強化を進めた。

 昨秋まで先発投手だった土合は、元プロの首脳陣からの提案を受けて救援に転向。大会前、その土合とエースの藤川泰斗(3年)は、町田監督と沢崎コーチらに都内の焼き肉店へ連れ出された。「今回はこの焼き肉で頑張ってくれ」。英気を養った土台が全4試合に抑え登板のフル回転。「赤ヘル魂」に導かれ、北陸大学野球連盟初の優勝に王手をかけた。 (河合 洋介)

 ○…福井工大の4番で主将の高松紳志が逆転勝利を呼ぶ一発を放った。0―2の2回先頭でカーブを捉え、右翼席へ大会2号ソロ。「変化球が来ると思っていた。打った瞬間、行ったと思いました」とうなずいた。町田監督と同じ明徳義塾(高知)出身。近大工学部との1回戦でサヨナラ2ラン、中京大との準々決勝では決勝打を放って4番の役割を果たす中、「監督に(主将を)任せてもらっている以上、結果を残したい」と力を込めた。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年6月15日のニュース