福井工大4年ぶり8強 二刀流→投手専念の向嶋 救援で2回無失点の好投

[ 2025年6月12日 05:00 ]

第74回全日本大学野球選手権・第3日2回戦   福井工大3―0大産大 ( 2025年6月11日    東京D )

<大産大・福井工大>力投する福井工大4番手・向嶋(撮影・五島 佑一郎)
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 2回戦3試合が行われ、福井工大は3―0で大産大を下し、準優勝した21年大会以来4年ぶりの8強進出を決めた。7回から救援した最速152キロの向嶋大輔投手(3年)は2回1安打無失点。昨年大会は外野手で出場した異色の経歴を持つ右腕が、投手として勝利に貢献した。また、神宮での2回戦4試合は降雨順延となった。

 今年の出番は、マウンドだった。3―0の7回。福井工大の最速152キロ右腕・向嶋が4番手で登板した。この日最速145キロの直球とフォークを軸に2回1安打無失点。入魂の15球で5投手による完封リレーに貢献し「熱い気持ちを持って、いつも通り相手に向かっていけたかなと思います」と胸を張った。

 準優勝した21年大会以来4年ぶりの8強進出。持ち前のマウンド度胸で打者と真っ向勝負した。青学大からドラフト1位で広島入りし、新人王を獲得するなどプロ通算24勝を挙げた沢崎俊和コーチは「真っすぐ、フォークが良い。気持ちの強さがある」と称えた。

 異色の経歴を持つ。2回戦で敗退した昨年は外野手で出場した。福井工大福井時代は最速147キロ、23本塁打の二刀流として注目されるもドラフトでは指名漏れを経験した。再出発した大学では広島などで通算代打20本塁打のセ・リーグ記録を打ち立てた町田公二郎監督の下、入学当初は打者としてもプレーしたが、今春リーグ戦からは投手に専念した。全国の舞台で才能開花の兆しを見せ「高校では野手としてプロを目指したけど今度は投手として」と来秋ドラフトでプロ入りを狙う。

 21年大会決勝は慶大に2―13と屈辱の大敗。充実の投手陣で初の日本一を狙うチームで居場所を見つけた。「一番はチームの勝利のために貢献し、その中で評価してもらえればうれしい」。思いを込めて、全力で腕を振る。(柳内 遼平)

 ◇向嶋 大輔(むこうじま・だいすけ)2004年(平16)8月24日生まれ、福井市出身の20歳。小2からみのりファイターズで野球を始め、福井工大福井では甲子園出場なし。50メートル走5秒8、遠投115メートル。1メートル77、79キロ。右投げ左打ち。

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