阪神・近本が2盗塁でかく乱!パ・リーグ2冠の西武・隅田揺さぶり好機演出 交流戦トップタイ4盗塁

[ 2025年6月11日 05:15 ]

交流戦   阪神2-4西武 ( 2025年6月10日    ベルーナD )

<西・神(1)>4回、二盗した近本(撮影・藤山 由理)
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 阪神・近本のバットと足が、分厚い壁に風穴を開けた。獅子の先発は隅田。試合前時点で防御率1.04、6勝のリーグ2冠を誇った左腕から、初回先頭で左前打を放った。1ボールからの2球目、真ん中直球を素直に逆方向へ。8日オリックス戦で通算1000安打を達成したばかりのリードオフマンが、敵地の虎党にも鮮やかな快打を披露した。

 「しっかり走れたのは良かった。三盗は、結果的にセーフになればいいです」

 淡々と振り返った三塁へのスチールに、背番号5の走塁技術が凝縮されていた。左前打後に2番・中野の初球犠打で二進し、3番・森下の初球だった。クセを盗んだのか、セットポジションに入った隅田の投球モーションよりもわずかに早く三塁へスタート。捕手・古賀悠の懸命な送球もむなしく、セーフをもぎ取った。わずか4球で形成した1死三塁の先制機。森下が浅い右飛、佐藤輝が空振り三振に倒れて生還はならなくとも、隅田へ確かな脅威を与えた。

 近本は4回2死無走者でも四球を選び、中野の初球に二盗を成功させた。これでリーグ断トツの15盗塁。さらに、3日の日本ハム戦の2盗塁と合わせた4盗塁で交流戦のトップタイにも浮上した。切り込み隊長にけん引された猛虎は、2回の熊谷、3回の佐藤輝の盗塁を含め、今季最多タイの1試合4盗塁。足の揺さぶりで隅田の神経を衰弱させ、ヘルナンデス、梅野、熊谷ら下位打線の快打を呼び込んだ。

 塁は奪っても、白星までは奪いきれず。9回2死、近本は平良の前に空振り三振に終わり、最後の打者となった。大逆転負けの沈滞ムードを一掃すべく、11日も初回の第1打席からキバをむく。(八木 勇磨)

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