阪神・森下 ビジター男の決勝弾で両リーグ最速30勝 今季8本中6本が敵地弾 コイに3連勝で貯金10 

[ 2025年6月2日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神8―0広島 ( 2025年6月1日    マツダスタジアム )

<広・神>初回、先制2ランを放ち、ナインに迎えられる森下(撮影・平嶋 理子)
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 阪神・森下翔太外野手(24)が1日の広島戦で、初回に決勝の先制8号2ランを放った。敵地では早くも今季6本目のアーチとなり、“ビジター男”ぶりを発揮。5月5日巨人戦以来7度目の猛打賞をマークし、あす3日から始まる交流戦へ弾みをつけた。首位を快走するチームは、日本一に輝いた23年以来2年ぶりに両リーグ最速で30勝到達。今季3度目の同一カード3連勝を飾り、貯金を今季最多10とした。

 試合開始早々の一撃で、勝敗の行方はほぼ決まった。初回1死二塁。森下はカウント1―1から、森が投じた真ん中低めチェンジアップに持ち前のフルスイングを仕掛けた。

 「角度がいい形でついたので良かった。広島もけっこう点を取るのに悩んでいるように見えた。先制点を取ることで、優位に進められると思っていた」

 打った瞬間それと分かる打球は、左翼席上段へ着弾した。5月20日の巨人戦以来、11試合ぶりのアーチとなる8号2ラン。今季、8本のうち6本を敵地でかける“ビジター男”の一振りだ。勝利打点は両リーグ断トツの9へ伸びた。

 チームは23年以来、4度目となる両リーグ最速の30勝に到達した。過去3度のうち2度は優勝という吉兆データ。今季最多の貯金10は、ビジターでの17勝7敗1分けが直結する。森下自身も104打数33安打の打率・317、6本塁打、24打点と甲子園の成績をはるかに上回る。

 5月22日の巨人戦。巨人・田中瑛の執拗(しつよう)なシュート攻めにあった8回無死満塁の打席で、自打球が左膝付近に直撃した。プレーどころか歩行にも支障をきたすほどの重症。それでも「大丈夫です」と首脳陣の配慮を押し切って、出場を続けてきた。傷、腫れ、多少の痛みは今も残る。現在も試合が終わるとアイシング治療を行うが、中軸として試合に出続けることへの覚悟がある。

 「やっぱり試合に出てこないと見えてこないこともある。痛くて休むことは簡単。それでは何も得られない」

 2―0の8回2死一塁では中前打を放ち、佐藤輝の3ランを呼び込んだ。9回2死二塁では三塁強襲の安打。5月5日の巨人戦以来、今季7度目の3安打猛打賞で、同一カード3連勝に貢献した。

 「(3安打は)まあまあまあ、良かったんじゃないですか。シーズンは長いので、そんな何連勝とか、自分たちは何も思っていない。一戦、一戦、準備してやっていきます」

 あす3日からは2年連続で負け越している交流戦が始まり、新庄監督率いる日本ハムとの首位対決が待つ。慢心はない。地に足を着けて、勝利につながる一打を積み重ねる。(石崎 祥平)

 ○…森下(神)が初回、先制の8号2ラン。今季36打点のうち13打点が初回に出ている。殊勲安打は15度目で目下両リーグ単独トップ。初回は9度目で内訳は先制8、同点1。

 ○…阪神の初回得点は今季19度目で、通算29得点は西武の28得点を抜いて両リーグ最多となった。チームは15勝4敗の勝率・789。さらにビジターでの初回先制8試合では7勝1敗の勝率・875と強い。

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