マリナーズ・ローリー 2戦連発22号でMLB最多大谷に並ぶ 年間62発ペースで捕手史上最多記録更新も

[ 2025年6月1日 09:48 ]

ア・リーグ   マリナーズ―ツインズ ( 2025年5月31日    シアトル )

3回に2ランを放ち、ナインから祝福されるマリナーズ・ローリー(中央) (AP)
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 マリナーズのカル・ローリー捕手(28)が31日(日本時間6月1日)、本拠でのツインズ戦に「2番・DH」で先発出場。3回に2戦連発とする22号2ランを放ち、両リーグ最多のドジャース・大谷翔平投手(30)に並んだ。

 3点を追う3回1死一塁で、カウント2―2からローリーが高めに浮いた速球を強振。打球は右翼席へ一直線に消えた。これで年間62発ペースとした。

 これまでの捕手の最多本塁打はサルバドール・ペレスが2021年に記録した48本。ちなみに、メジャー史上捕手による40本塁打超えのシーズンはわずか6人、8回しかない。ロイ・キャンパネラ(1953年)、ジョニー・ベンチ(1970年、1972年)、トッド・ハンドリー(1996年)、マイク・ピアッツァ(1997年、1999年)、ハビアー・ロペス(2003年)、そしてペレス(2021年)だけだ。

 ニックネームは「ビッグ・ダンパー」。体格ががっしりしており、特に下半身が大きく力強いため、チームメートたちが冗談めかして「Big Dumper(でかいお尻)」と呼び始めたのがきっかけだ。

 データサイト、ファングラフスの算出によるとここまで3.6のWAR(勝利貢献度)を記録。これは全メジャーリーガーの中で、アーロン・ジャッジ(4.8)に次ぐ2位(大谷は3.2)。単純計算ではシーズン10.4WARのペースでこれはMLB史上、捕手として最高の成績になる。

 これまで捕手が1シーズンで9WAR以上を記録した例はわずか3例でバスター・ポージー(2012年):9.8、ジョニー・ベンチ(1972年):9.2、マイク・ピアッツァ(1997年):9.1である。ローリーの本塁打量産の大きな要因は、彼が「引っ張りのパワー」をさらに強調するようになった点にある。もともとメジャーでも屈指の引っ張り打ちを得意とするスラッガーだったが、2025年にはその傾向が一段と顕著になっている。引っ張りのエアボール率は39.3%でリーグ全体でトップの数字をマークしている。しかも、スイッチヒッターであるローリーは、両打席で優れた打撃成績を残しており、さらにあらゆる球種に対応できている。

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