ヤクルト・石山 史上9人目100H&100S 苦しんだ昨季「88年会」初参加が転機に「少しでも長く」

[ 2025年5月28日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―1中日 ( 2025年5月27日    神宮 )

<ヤ・中>通算100セーブを達成した石山(撮影・尾崎 有希)
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 2―1の9回。いつものようにマウンドへ上がったヤクルトの守護神・石山は、2死から四球を出しても動じない。3番・上林を内角スライダーでバットに空を切らせ、プロ13年目に通算100セーブを達成した。

 ナインに迎えられ、一塁ベンチ前で記録達成のボードを照れくさそうに掲げた。通算100セーブが史上38人目なら100ホールド(125ホールド)と合わせた達成は史上9人目。「本当にうれしい。あとは上はないと思うので、少しでも長く頑張りたい」。36歳の右腕は控えめにそう言った。

 12年ドラフト1位でヤマハから入団。17年には中継ぎとして66試合に登板し、翌18年は抑えで35セーブを挙げた。そこから抑えと中継ぎで躍動したが、昨年は中盤から調子を崩して37試合登板も8ホールド、5セーブに終わった。そんな苦境から守護神復活。きっかけは昨オフに初参加した88年会だった。巨人の坂本、元日本ハムの斎藤佑樹氏ら同学年と顔を合わせ「いろいろ話をして、頑張らないといけないと思った」。今季は投球フォームを見直し、投げる意識を変えて守護神に返り咲いた。

 忘れられない試合がある。セーブを挙げた試合ではない。「(同じ秋田出身の)石川さんの勝ちをいくつ消してしまったんだろうって。もう200勝してたんじゃないかなと」。通算188勝の現役最年長・石川からは「そんなことないよ」と言われるが、守護神として背負ってきたものがあるから、今がある。苦しみ、積み重ねた100セーブ。チームの連敗を5で止めた立役者となった。(秋村 誠人)

 《最遅544戦目》石山(ヤ)がプロ野球38人目、チーム3人目の通算100セーブを達成。初セーブは13年8月21日の巨人戦。36歳8カ月での達成は93年大野豊(広=37歳7カ月)、同年の郭源治(中=36歳10カ月)に次ぐ年長3位の記録だ。また、ホールドも125あり、史上9人目で球団初の100セーブ&100ホールドも達成。36歳8カ月、544試合目での達成は22年増田達至(西)の34歳3カ月、今季岩崎(神)の520試合目をそれぞれ抜く、最年長かつ最も遅い記録達成になった。

【宮本 お膳立てV二塁打】
 ヤクルト・宮本が石山の100セーブをお膳立てした。代打・中村悠が魚雷バットで中前打を放ってチャンスを広げ1―1の8回1死一、二塁で代打で登場。左翼線へ決勝の適時二塁打を放ち「行くなら緊張感ある場面だなというのがあった。結果を出せて良かった」。石山には「記念すべき日に打てて良かった。どんな時でも変わらずに準備する姿を尊敬してます」と話した。

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