阪神、響いた「桐敷の穴」 勝ちパターン崩れ6回終了時にリードした試合で今季初黒星

[ 2025年5月23日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2-3巨人 ( 2025年5月22日    甲子園 )

<神・巨(12)> 安藤コーチ(左)と話し込む桐敷 (撮影・須田 麻祐子)
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 阪神は22日、巨人戦(甲子園)に2―3で敗れ、今季同カード初の負け越しとなった。2―2の延長11回から登板した6番手のニック・ネルソン投手(29)が2死二塁を招くと2番・門脇に右越えの適時三塁打を浴びたのが決勝点。試合前には10人の選手を異例の入れ替え、桐敷拓馬投手(25)が左上肢の筋疲労で今季初めて出場選手登録を抹消。主に「7回」を担ってきた勝ちパターンの離脱が敗戦に直結した一因となった。

 最後は来日2試合目の登板で前夜に続く連投となった新助っ人のネルソンが力尽きた。

 延長11回2死二塁で門脇に右越えの適時三塁打を浴びて決勝点を献上。右腕は「(投球の)感じは悪くなかった。(打たれたところは)悪くはなかったと思う」と悔しさをにじませた。

 ただ、敗戦につながる“誤算”は試合前から生じていた。桐敷が、左上肢の筋疲労で出場選手登録を抹消。昨季は70試合に登板した左腕が故障で抹消となるのは4年目で初めてだった。

 石井、岩崎と勝ちパターンを担っていた背番号47の離脱がいきなり響いたのは1点優勢の7回。好投のデュプランティエからバトンを受け取った2番手の及川が先頭の代打・ヘルナデスに左翼への同点ソロを浴びた。「デュープが粘り強く投げてる中で、先頭打者で勝ちを消しちゃったのは申し訳ないです」。開幕から19試合で自責点1だった代役の高卒6年目左腕が今季初めて浴びた本塁打だった。

 皮肉にも、桐敷は今季7回に5試合登板して計5回1/3を零封。チームも試合前時点で6回終了時にリードしていれば19勝0敗1分だっただけに“桐敷不在”が影を落とす結果となってしまった。

 8回は石井、9回は岩崎、延長10回は湯浅が貫禄の投球で巨人打線を圧倒したものの、この時点でブルペンに残っていた投手は今季1試合登板のネルソン、昇格したばかりの岩貞、椎葉、木下だけだった。大勢、マルティネスを残していた相手ブルペンを考えれば苦戦は必至だった。

 試合後、藤川監督は桐敷について「短い期間で戻って来られるようにという対策ですから。桐敷は自分のことを考えてやればいい」と最短復帰に期待。ブルペンには大きな穴があいたものの指揮官は「日々、何かが足りずあと一歩というところは全員で。チームの力を日々、悔しい中から見つめていけばいい」と気持ちを切り替えた。

 試合前に計10人の入れ替えを敢行したものの、雨中の総力戦だった前夜に続く4時間超えの死闘に敗れて今季初めて巨人戦のカード負け越しが決定。舞台をきょう23日からバンテリンドームに移して藤川阪神が試練に立ち向かう。(遠藤 礼)

 ≪巨人との3連戦で今季初のカード負け越し≫
○…阪神は巨人との3連戦を○●●で今季初のカード負け越し。巨人との甲子園のカードで負け越しは、昨季5月24~26日の●○●以来。連敗で負け越したのは22年9月2~4日の△●●以来3年ぶり。

 ≪2試合連続4時間超え≫
○…阪神―巨人戦は21日の4時間10分に続き、この日も4時間18分の長丁場。阪神の2日連続試合時間4時間超えは19年5月7、8日ヤクルト戦の4時間と4時間53分以来6年ぶり。巨人戦の2試合連続は09年7月10、11日の甲子園で5時間9分と4時間35分以来16年ぶり。

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