菅野智之【一問一答】自己最多103球力投もメジャー自己ワースト4失点で3敗目「こんなチームじゃない」

[ 2025年5月16日 05:25 ]

ア・リーグ   オリオールズ0―4ツインズ ( 2025年5月15日    ボルチモア )

ツインズ戦に先発したオリオールズ・菅野智之(AP)
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 オリオールズの菅野智之投手(35)が15日(日本時間16日)、本拠でのツインズ戦に先発したが、3回に2者連続本塁打を喫するなど6回1/3を投げて6安打4失点、1四球、3三振だった。103球中62球がストライクで、メジャー9度目の先発にして球数は初めて100球を超え、4失点もこれが初めてだった。

 0―0のまま迎えた3回1死一塁から、9番・カージーに右越え先制2ランされた。さらに続く1番・バクストンには初球を左中間スタンドに運ばれた。ただ、立ち上がりはテンポ良く、1、2回ともに3者凡退。3点の先行を許した後の4、5、6回を無失点に抑え、この時点ではクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を達成していた。だが、7回に1死から連打で1点の追加を許し、ここで降板を命じられた。

 6回を投げ終えた段階で球数は93球に達していたが、それでも7回のマウンドに登り、6回1/3でメジャー自己最多の103球を投げ、2本塁打を含む6安打4失点、3三振、1四球。速球の最速は93・4マイル(約150・3キロ)だった。これで今季通算成績は4勝3敗、防御率3・08となった。

 チームは打線が6安打無得点に抑え込まれて0―4零敗。3連敗で15勝27敗の借金「12」となり、地区最下位をひた走っている。

 菅野との一問一答は以下の通り。

 ――3回の投球について
 「何とか先制されないように気をつけてましたけど、あの回はもったいなかったなという気はします」

 ――7回にケガ人が出て中断が長引いたが、気になったか?
 「確かにちょっと間があいて難しい部分はりましたけど、何とか昨日ダブルヘッダーで中継ぎピッチャーもたくさん投げてたので、チームの助けになればと思って…。あの回(7回)は投げきりたかったな、という気持ちです」

 ――チームがなかなか勝てないが、どうすればチームは良くなると思うか
 「そうですね。毎日そのことを考えてますけど、みんな勝ちたいという気持ちは持ってると思うし、こんなチームじゃないと、ボクも含めてみんな思ってると思うので、いつか状況が好転すると考えるのではなくて、今日やるんだという気持ちをみんな持つことが大事だと思います」

 ――クラブハウスの雰囲気は?
 「やっぱり気持ちいいもんじゃないです。ただ、本当に何回も言いますけど、みんなが勝ちたいと思ってるし、これに慣れてしまうのは良くないので、いつか…じゃなくて、今日流れを変えるんだという気持ちを毎回持つことが大事だと思います」

 ――ここから盛り返せると思うか
 「信じてますし、やらなきゃいけないので、もう一回冷静になって、一人一人がやっぱり役割を再確認して、また明日球場に来て…ボクもまた次の登板に向けて調整したいなと思います」

 ――全体を通して投球の感触は?
 「調子自体はよくなかったですけど、でも序盤にけっこうスプリットを見極められているなというところで、中盤以降はスプリットをゾーン内にしっかりのせていこうっていうことでやっていって良くなっていた。序盤のスプリットの見極められたのが最初の先制のホームランにつながっちゃったかなという気はします」

 ――2本の本塁打は投げ切ったという感じではなかったのか
 「1本目は投げ切ったと思いますよ。そんなに悪くないコースでしたし。2本目は投げミスですね、完全に。真ん中高めで、はい」

 ――ベストの状態ではなくとも7回まで投げた。ゲーム中の修正は?
 「まあ修正しながらできたと思います。そんな悲観するような内容でもないですし、悪いなりにしっかり丁寧に投げれましたし、あの回(3回)を除けばそれなりにゲームを作れていたんじゃないかなと思うので、ただ、こういうチームが連敗している時に求められるピッチングというのは今日みたいなピッチングじゃないと思うので、まあとはいえ完ぺきを求めすぎちゃうと、自分の首を絞めることにもなるんで、毎回言ってますけど、毎回投げるたびに反省点も良かった点も出ているので、そこはプラスに考えて引き続き自分のやるべきことをしっかりやっていくだけだと思います」

 ――2回はフルカウントが続いたが、走者を出さずに辛抱した
 「先制点をあげたくないなという気持ちが強くて、正直、昨日もいいピッチングをしてて、あの1球のカーブだけが、あの3ランで逆転されてしまった(ダブルヘッダー第2戦の8回、カノが逆転3ラン被弾)ので、ベンチで見ていてああいう1球って怖いなって思っていて、明日はそういうボールをなくそうっていう感じでマウンドに上がっていたので、余計そういうちょっと窮屈な部分になってしまったんですけど、決してそこが悪いことじゃなくて、そんな中でもしっかり粘って、四球を出さなかったっていうのは、まあ最終的に1個出してましたけど、良かった点でもあります」

 ――ツインズは連勝中で勢いがあった
 「いや、状態はいいですよ、やっぱり。全体的な打率とかOPSだったりとか、バッティングのスタッツを見てみると、そうでもないかなと思うかもしれないですけど、やっぱり連勝中の打率だったり対応は、チーム単位で攻略しに来ているなと感じましたし、しぶといなと思いました」

 ――(3回の)9番打者の2ランは低めのいいコースだったが、四球を出したくないという思いもあったか
 「あのチームはやっぱり一番いいバッターは(1番の)バクストンだと思うので、あそこ四球を出して一、二塁でバクストンっていうのが一番嫌だなと思っていたので、決して舐めたわけじゃないですけど、打率だったりとかそういうものを含めて、天秤にかけたときに、四球っていうのが一番良くないと思ったので、勝負しにいきましたけど、で、最近あまり使ってなかったスライダーでいきましたけど、あそこは普通だったらスプリットか、外のカットだったりとか、選択肢もありましたけど、あそこはそんなに後悔はしていないです」

 ――コースも想定通りか
 「3―2であまり厳しいところに狙えないですからね。低めってところでは見逃してもストライクだったと思うし、そんなに甘いコースではなかったのかなって気はしますけどね」

 ――連続本塁打後も試合を作った。(4月23日の)ナショナルズ戦でも似たことがあったが、うまく気持ちを切り替えたのか
 「気持ち的な部分ももちろんありますし、やっぱりスプリットを見逃されていたので、その中でどうしたら振ってくれるかなって考えて、それをしっかり体現できたってところが大きかったです」

(ボルチモア・杉浦大介通信員)

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