阪神・木浪、再出発の快音! 20試合ぶりスタメン、1打席目ヒットに感慨「試合に出るのは楽しいなと」

[ 2025年5月16日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神0―1DeNA ( 2025年5月15日    横浜 )

<D・神>3回、左前打を放つ木浪(撮影・白鳥 佳樹)
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 試合後、阪神・木浪の表情はチームが敗れた悔しさと、グラウンドで最低限の役割を全うできた充実感が交差していた。「いいときも悪い時もあるんですけど、本当に試合に出るというのは凄く楽しいなと思って。今日は負けたんですけど、自分としてはしっかり準備したことができたと思います」。4月19日の広島戦以来、20試合ぶりのスタメン出場。その動きに“ブランク”はなかった。

 3回先頭で迎えた1打席目。カウント2―1から先発・ジャクソンのカットボールを捉え左前打で出塁。一方、4月19日の同戦で3失策を犯し、スタメン落ちの引き金となった守備も無難にこなした。くしくも、先発マウンドには自らのミスで来日初黒星を喫したデュプランティエがいた。「木浪さんが素晴らしいショートストップだと信じて僕は疑わない。次に投げるときも木浪さんのところに打たせるから」。そう励ましてくれた助っ人右腕の言葉を胸に刻み、“復帰戦”で飛んできた打球を難なく処理した。

 心がブレることはない。ベンチスタートであっても甲子園で開催される試合では午前11時から外野で約30分のランニングを行い、室内打撃などで汗を流す。試合中のベンチ内でも後輩の前川、森下の兄貴分として積極的に声をかけ気遣いを忘れない。前川は「木浪さんがいるだけで安心します。絶妙なタイミングで声をかけてもらえたり、本当に感謝しています」と話す。

 この夜もピンチを背負った救援陣への声かけやベンチでもチームを鼓舞し続けた。「できることをしっかりやるというのは変わらずにやってきた。しっかりできていたと思う」。1打席目に放った左前打でベンチは盛り上がりを見せていた。18年ぶりのリーグ優勝と38年ぶりの日本一に貢献してから2年。精神的支柱の存在感は、ダテじゃない。(石崎 祥平)

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