広島・野間が代打で延長11回V撃 鬼門バンテリンDでの連敗止め5割復帰で3位タイに浮上  

[ 2025年4月11日 05:00 ]

セ・リーグ   広島2ー1中日 ( 2025年4月10日    バンテリンD )

<中・広(3)>11回、代打・野間は勝ち越しとなる適時二塁打を放つ(撮影・椎名 航)
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 広島は10日、中日との延長11回の死闘の末、2―1で勝利した。1―1の11回1死二塁、代打・野間峻祥外野手(32)が値千金の決勝二塁打。昨季から続いていた敵地バンテリンドームでの連敗を「4」、同戦全体での連敗を「5」で止めた。今季11試合目で両リーグ最多の4度目となる延長戦を制し、勝率5割復帰を果たして3位タイに浮上した。

 ベテランのひと振りでけりをつけた。1―1の延長11回1死二塁。代打・野間はカウント3―1から藤嶋の高めに浮いたスプリットを仕留め、右翼フェンス直撃の決勝二塁打。赤く染まった左翼席は歓喜に沸いた。

 「思い切っていこうと思っていた。良い結果になって良かった。藤嶋投手も球速以上に力を感じるイメージがあったので、しっかり(上から)つぶして入ろうかなと。そういうイメージで打ちにいった」

 代走で出場していた羽月が三塁を回ってからバランスを崩して転倒。しかし、クッションボールを処理した右翼手の細川、さらに中継に入った二塁手の樋口が相次いでボールをお手玉した。ヘルメットが脱げながらも楽々と生還した羽月は「野球選手として恥ずかしい」と頭をかき、野間はヒーローインタビューで「ビックリしました。頼むよ、と思いました」と笑顔でツッコミを入れた。

 昨季は105試合で先発するなど正右翼手を担ったが、今季は先発3試合で代打出場が7試合。だが、どんな形でも結果を出すための準備は怠らない。

 「(代打では)どういう入りをしたら、いい入りができるのかを探しながらやっている。厳しいコースは初球からいっても打つのは難しい。ある程度、甘めに来たところで振れる準備を裏でしっかりやって入らないと、なかなか厳しい。そういう準備をやって入るようにしている」

 この日の試合前練習では、藤井ヘッドコーチに助言をもらいながら、打撃フォームの悪癖修正に取り組んだ。「(右足が)強くインステップして入ってしまうところがある。そこの足の上げ方とかも、いろいろ変えていけたら」。心構えだけでなく、技術面も向上心は尽きない。

 「毎回こういうゲーム(接戦)になる。あとからいくメンバーもしっかり出たところで仕事をしていかないと、勝ちきれない。今日は山足が代打バントで送ってくれて、つなげてくれたので、そういう結果(勝利)になって良かった」

 チームは、昨季から続いていたバンテリンドームの連敗を「4」、中日戦の連敗も「5」で止めた。殊勲の32歳に、新井監督も「打ってよし、顔よし、野間たかよしということで。代打は凄く難しいポジション。今日みたいな大きな仕事をやってくれて、野間さん、頼もしいね」と賛辞を惜しまなかった。(長谷川 凡記)

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