巨人OB・村田真一氏 今も感謝する長嶋茂雄監督の深い愛情 28年前、父が余命1年と告げられると…

[ 2025年4月7日 21:30 ]

00年、テレビ番組の収録中に村田真一(左)にコーチ兼任を要請する巨人・長嶋監督
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 BS日テレの特番「新説?プロ野球名将と戦国武将!」が5日午後1時から放送され、元巨人ヘッドコーチの村田真一氏(61)が出演。“ミスタープロ野球”こと巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(89)に今も感謝しているという現役時代のエピソードを語った。

 村田氏、斎藤雅樹氏(60)、小笠原道大氏(51)の巨人レジェンドOB3人が見てきた球史に名を残す名監督と、戦国武将との共通点を明らかにし、「今を生きる皆さんに新たなリーダー論をお届けする」という番組。

 そのなかで、長嶋監督(当時)の「配慮」について話が及んだ時だった。

 当時、長嶋監督のもとでプレーしていた村田氏。1998年に亡くなった父が1997年5月に倒れた際のことについて語った。

 「うちの親父がですね、1998年に亡くなったんですけど。97年5月に倒れて。病院に運ばれまして。ガンで。手の施しようがない、と。親父がその時、初めて“真一、一個頼みがある”って言って。“一回でいい。長嶋茂雄さんと写真を撮りたい”って」

 兵庫県出身の村田氏。甲子園遠征に行く前日に「監督すみません。甲子園で、5分でいいです、時間つくってくれませんか?ミーティングの前に」と長嶋監督に申し出たのだという。

 「どうした?」というミスターの問いに「親父が倒れて。余命1年って言われまして。もう手術は無理だと。生きて1年だと」と父の願いを告げたという。

 すると、長嶋監督は「お前、なんですぐ言わないんだ!」と一喝。球団マネジャーに翌日のスケジュールを確認すると、入っていた取材など予定を全てキャンセルするよう指示したという。

 そして、「お前のお父さんは家族と一緒だ」と言い、翌日、甲子園を訪れた村田氏の父と会い、談笑。10分ほど経過したところで村田氏が時間を気にすると、長嶋監督は「決めるのは俺だ」と言って結局20分ほど村田氏の父と話し、写真も撮ってくれたという。

 「親父はその写真をパネルにして、家の寝ている横に置いて。うちのお袋いわく毎日監督の写真を見ながらニヤニヤニヤニヤしてるよって。で、翌年の5月に亡くなったんだけど。監督に亡くなりましたって言ったら、そっか…って。監督は男っぽい人だし、お前のお父さんは家族と一緒だ!ってね。感動したのを覚えてます」と村田氏。

 「監督、その節はありがとうございました」とカメラに向かって頭を下げて感謝していた。

 

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