ソフトバンク 上沢が6回無失点でチームを本拠地初勝利へ導いた「素直にうれしいです!」

[ 2025年4月7日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク11―1西武 ( 2025年4月6日    みずほペイペイD )

<ソ・西>お立ち台でポーズを決める山川(左)と上沢(撮影・成瀬 徹)   
Photo By スポニチ

 ソフトバンク上沢直之投手(31)が6日、西武戦で移籍後初白星を手にした。今季2試合目の先発登板で6回無失点。6安打されながらも3併殺を奪うなど要所で粘りを見せ、三塁を踏ませなかった。日本ハムからメジャー挑戦を経て国内に復帰し、553日ぶりとなるNPBでの勝利。チームの連敗は3でストップし、本拠地での開幕からの連敗を5で止めた。

 青色のグラブを思い切りバチン!と4度叩き、気迫みなぎる上沢は吠えた。4―0の5回1死一、二塁で長谷川をスプリットで三ゴロ併殺に料理。攻撃のリズムも生まれ、その裏には一挙4点が入った。大量リードでも気を緩めずに、6回1死一、二塁では渡部聖を直球で遊ゴロ併殺に抑える。6回を無失点に抑えて、移籍後初勝利を挙げた。

 「何とか早く本拠地の福岡の皆さまに1勝をと思って投げていました。野手の方の守りのおかげもあってゼロ。素直にうれしいです!」

 4番・山川とともに上がったお立ち台で右腕の渋い低音ボイスがドーム内に響いた。この球場とは不思議と縁がある。日本ハム在籍時のプロ初登板初先発初勝利は14年4月3日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)。日本での前回勝利も23年10月1日に同戦(ペイペイドーム)で挙げていた。ホークスを苦しめてきた、あの上沢が新天地で力投した。「何なんですかね。投げやすいのかな。初登板の記憶は強く残ってます」。20歳でのプロ初白星から時は流れて31歳となった。6安打を浴びるも3併殺と粘り、三塁を踏ませなかった。何があっても冷静さを失わない大人の投球だった。

 移籍後初登板だった前回3月30日のロッテ戦では6回2/33安打3失点と力投するも勝利できず、日本では553日ぶりとなる白星となった。日本ハムからメジャー挑戦わずか1年でのソフトバンク加入はオフに物議を醸した。「いろいろと言われたが、結局どこに行っても結果を残さないと言われる。やるのは自分」。結果で示そうとし、冬から準備して実った。

 チームは本拠地での今季初勝利を6戦目でようやく挙げ、連敗を3で止めた。小久保監督は「丁寧に粘り強く」と上沢の投球を評価し、「借金を減らして早く5割に持っていけるようにやりたい」と前を向いた。

 逆襲はここから。上沢は「1勝したからどうこうとかはないです」とローテーション投手としての自負を言葉ににじませた。   (井上 満夫)

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年4月7日のニュース