オリオールズ・ハイド監督 メジャー初勝利挙げた菅野智之の投球術を絶賛「今日の彼は本来の彼」

[ 2025年4月6日 08:32 ]

ア・リーグ   オリオールズ8ー1ロイヤルズ ( 2025年4月5日    カンサスシティー )

オリオールズのブランドン・ハイド監督(AP)
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 オリオールズのブランドン・ハイド監督(51)が“オールド・ルーキー”の投球術を絶賛した。5回1/3を5安打1失点の好投でメジャー初勝利を挙げた菅野智之投手(35)に「本当に素晴らしいコントロールだった。スプリングトレーニングで見せていたような、全ての球種のコントロールが良かった」と最大限の評価を与えた。

 3回2死まで打者8人を完全に封じた。3回2死から安打と四球で一、二塁とされたが、続く2番・ウイットをきっちり一ゴロに打ち取った。5回は連打で無死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を3人でピシャリと抑えてスコアボードに「0」を並べた。

 味方打線の援護で6―0として迎えた6回、先頭のウィットに本塁打を許すと、さらに安打と死球などで1死一、二塁とされたところで降板を告げられた。それでも5回1/3で89球を投げ、5安打1失点、4三振、2四死球と安定感は十分。直球を軸にカットボール、スライダー、スプリット、ツーシームなど多彩な持ち球を使い、ストライクゾーンを幅広く使った。ストライク率は89球中59球で・663。「全ての球種をどんなカウントでも投げることができ、相手打者のバランスを崩していた。今日の彼は本当に素晴らしかった」と指揮官も安心感を抱く内容だった。

 メジャー初登板となった3月30日(日本時間同31日)のブルージェイズ戦では、5回開始前の投球練習時に「両手のけいれん」を起こし、降板を余儀なくされた。緊張や屋内球場が想定よりも暖かく、汗を大量にかいたための脱水症状とみられた。

 NPBで通算136勝。2度の沢村賞、3度のMVP、4度の最多勝、最優秀防御率など輝かしい実績を残してきたベテランでさえも、“初めての舞台”に「あんなに初回からストライクが入らなくなることは人生で一度もない」と戸惑った。しかし、1度経験してしまえば、踏んできた場数が違う。指揮官は「今日は本当に落ち着いて見えた。リラックスしていて、非常にうまく対応していたと思う。初登板を終えたことで吹っ切れたのでしょう。今日の彼は本来の彼らしかった」と笑顔だった。

 ベテランは初登板の反省を生かし、確実に修正を施し、この日の投球につなげた。日本投手では上原浩治の34歳0カ月を抜いて歴代最年長となる35歳5カ月での先発デビューを果たした“オールドルーキー”がつかんだメジャー初勝利。日本が誇る円熟右腕に今後も期待は集まる。

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