開幕5試合15Kのディバース 原因は「DHペナルティー」? バット速度は3・1マイル低下

[ 2025年4月2日 10:33 ]

三振に倒れベンチに戻るレッドソックス・ディバース(AP)
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 スポーツ専門局「ESPN」電子版が開幕5試合で15三振と史上ワースト記録を作ったレッドソックスの指名打者ラファエル・ディバース内野手(28)について原因を分析している。

 一つはメンタル面での影響。ディバースは春季キャンプの早い段階で、チームがアレックス・ブレグマンと契約したことについて不満を漏らしていた。彼は「三塁手は自分のポジションだ」と主張し、指名打者(DH)への転向を拒んでいた。

 ディバースによると、2023年1月に11年総額3億3100万ドルの契約延長に合意した際、フロントから「チームの正三塁手であり続ける」と約束されたという。しかし、その約束を交わしたフロント陣はすでに退任している。

 DHへの配置転換を嫌がる選手は少なくない。打撃成績に影響を及ぼすことを示すデータもあり、一部のアナリストは「DHペナルティー」と呼んでいる。ディバースは最終的に「チームのためにできることをする」と受け入れたものの、キャンプ序盤のギクシャクした関係が尾を引いている可能性もある。

 もう一つはフィジカル面の影響。ディバースはこのオフシーズン、手術こそ回避したものの、2024年を通じて悩まされていた肩の痛みと炎症を克服するため、両肩の筋力を回復させることに費やした。春季キャンプでは守備に就かず、打席に立ったのもわずか15回だった。依然、肩の状態が万全ではない可能性もある。

 実際、スタットキャストのデータによると、平均のバットスピードは2024年の72.5マイル(約116.7キロ)から、2025年はここまで70.3マイル(約113.1キロ)に落ちている。73.4マイル(約118.1キロ)だった23年から3・1マイル(約4・96キロ)も下がった。さらに、彼の「高速スイング率は2023年の34.2%から、2024年に27.9%、そして今年はわずか12.2%にまで低下している。バットを目一杯振れていない。

 もちろん、まだサンプル数は少ないが、ディバースが本来のバットスピードを発揮できていないことは明らか。次の試合は2日のオリオールズ戦で、開幕投手を務めたザック・エフリンと対戦する。

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