阪神・佐藤輝 12球団最速弾で虎90周年の初陣飾った!新3番ド派手V2ラン「良い結果になった」

[ 2025年3月29日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神4ー0広島 ( 2025年3月28日    マツダ )

<広・神> 初回、阪神・佐藤輝は先制2ランを放ち、ベンチ前でポーズを決める
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 セ、パ両リーグの公式戦が開幕し、阪神藤川球児監督(44)の初陣となった広島戦に4―0で快勝した。新3番の佐藤輝明内野手(26)が初回1死一塁から1号2ラン。12球団最速となる本塁打は、自身初の開幕戦アーチとなった。27日の前日会見で虎将から「イチ押し選手」に指名された主砲の一撃で、2年ぶりの覇権奪還を期す球団創設90周年のメモリアルイヤーがド派手に始まった。

 半年後に待つ栄光へ――。夢と希望を乗せた一筋の光が広島の夕空を彩った。し烈なペナントレースの号砲は、佐藤輝が豪快に打ち鳴らした。

 「一番良い形で、良い結果になった。開幕戦で打ちたいなと思っていたので良かった」

 初回1死。四球の中野を一塁に置き、カウント1―1から森下が投じたチェンジアップを叩いた。「うまく反応できた」と自賛した一打は、赤い悲鳴を切り裂き右翼席へ。試合開始から4分33秒で描かれたアーチだった。この時点で他球場は本塁打がなく、「新3番」が栄えある12球団1号。足がある近本、中野が塁上にいることで狙い球が絞りやすくなり、状況に応じた打撃が求められることでの成長促進を期待した藤川監督肝いりの構想が、開幕直後に機能した。

 「(3番は)何となく、スムーズにいける感じはする。いいんじゃないかと思う」

 奮起する理由があった。27日の前日会見。佐藤輝は虎将から「佐藤の活躍とともにチームを進めたい」とキーマンに指名された。思えば、昨秋から新生猛虎のチームづくりは佐藤輝が中心。指揮官からは都度、揺るがぬ信頼をメッセージと視線で表された。宜野座キャンプ中の早出特守では常に真横で見守られる日々。のしかかる緊張感も力に変え、守備力向上へ精を出した。

 鍛錬は結実の時を迎え、連日ノックを打つ田中内野守備走塁コーチからも「良くなっている」と高評価を得ている。田中コーチが手で転がした緩いゴロでハンドリングを磨く練習でも、捕るだけではなく「足の動きも付けたい」と率先して動くようになった。「自分でも考えている。心配はない」と田中コーチも納得顔。背番号8はこの日も、LED照明に一新されて9年ぶりに芝が全面張り替えされた敵地で3つの打球を華麗に処理した。同期の開幕右腕へ、勇気を与える堅守だった。

 「村上が本当に粘り強く投げていた。本当に凄かった。また良い流れで、明日に向けて頑張りたいと思う」

 昨年の初回得点「57」は、ワーストの中日に次ぐリーグ5位の少なさだった。課題解消のきっかけになり得る「開幕戦初回弾」は、11年マートン以来。生え抜きでは77年掛布雅之以来、48年ぶりの偉業だ。球団創設90周年の幕開けを飾った鋭い弾道もまた、伝説の1シーンとして語り継がれる。(八木 勇磨)

 ○…佐藤輝(神)が初回、森下から先制の1号2ラン。開幕戦の本塁打は自身初で、新人の21年に出場2試合目で打ったプロ初本塁打を更新する自己最速。阪神の開幕戦初回本塁打は、11年広島戦でのマートンの初回先頭打者弾以来14年ぶり。生え抜き選手では77年ヤクルト戦で掛布雅之が打った満塁弾以来48年ぶり。

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