松坂大輔氏も大谷にうなる 単打ならOKの投手から、軽く払ったバットで逆方向への一発

[ 2025年3月29日 01:30 ]

インターリーグ   ドジャース5―4タイガース ( 2025年3月27日    ロサンゼルス )

7回、大谷はソロを放つ(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 【平成の怪物が行く 松坂大輔の探球】自分がキャスターを務める「報道ステーション」の取材でロサンゼルスに来て、いきなり大谷選手の本塁打を目にしました。

 7回の第4打席。相手のハニフィー投手はシンカーが得意で、ボールが打者の手元でよく動いていました。それでも大谷選手は、6球目のやや外寄りに流れる95・8マイル(約154キロ)のシンカーに対してバットで軽く払ったように逆方向に運びました。1点差に迫った直後で2死無走者。投手にしてみれば「単打ならOK」の思いでしょうが、あの打ち方で本塁打になる。まさに大谷選手らしい一発でした。

 この日はドジャースがスネル投手、タイガースはスクバル投手が先発。サイ・ヤング賞受賞者同士の投げ合いで、大谷選手はスクバル投手に過去6打数無安打に抑えられていました。初回は甘めの直球を打ち損じて一ゴロ。3回は甘く入ったスライダーを逃さずに右前に運びました。5回は4、5球目と内角の厳しいコースを続けてシンカーで攻められ、99・2マイル(約160キロ)で二ゴロ。ここは理想的な攻めをしたスクバル投手の完勝で、見応えのある打席でした。

 ただ、投手戦になるかと思ったのですが、両先発とも本調子とはいえない投球内容。スネル投手は途中からスミス捕手とも話し合い、チェンジアップを増やしたり配球を変えるなどして5回2失点でしのぎました。スクバル投手は真ん中からボールをコーナーに散らしていくのが持ち味ですが、この日は単純にボールが真ん中に集まっていました。5回4失点は、その修正力の差が出たのでしょう。

 山本投手、佐々木投手の先発登板も現地で取材する予定です。佐々木投手はメジャー初勝利なるか。米本土での初登板とあって緊張もあるかもしれませんが、既に東京ドームで1試合投げている。この経験はプラスに働くはずです。 (本紙評論家)

この記事のフォト

「松坂大輔」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年3月29日のニュース