【センバツ】能登へ白星届けられず 日本航空石川は9回2死から逆転負け…大会後は輪島に戻れず青梅市へ

[ 2025年3月23日 11:15 ]

第97回選抜高校野球大会第6日 1回戦   日本航空石川(石川) 6―7 東海大札幌(北海道) ( 2025年3月23日    甲子園 )

<東海大札幌・日本航空石川>4回、左前に適時三塁打を放った日本航空石川・北川は送球を確認し本塁に突入する(撮影・中辻 颯太)
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 2年連続4回目出場の日本航空石川(石川)は10年ぶり7回目出場の東海大札幌(北海道)に6―7で逆転負け。18年春以来7年ぶりの甲子園白星を逃し、昨年元日の能登半島地震と9月の記録的豪雨で大きな被害を受けた地元へ勝利の報告を届けることができなかった。

 0―1で迎えた2回、1死から3連打で満塁とすると、9番・大橋(3年)のスクイズが相手投手の失策を誘い、2人が還って2―1と逆転。さらに1番・北川(2年)の左犠飛でこの回3点を挙げた。3―5と逆転された4回には無死二、三塁から北川が左中間を破る2点適時三塁打。本塁を狙って刺され今大会2本目のランニング本塁打とはならなかったものの、5―5と追いついた。

 その後も打線は毎回走者を出しながら4併殺を喫して点が取れなかったが、5回途中で先発・蜂谷(3年)からマウンドを受け継いだ長井(3年)がスライダー、カットボールを使い好投。7、8回と3者凡退に仕留めてリズムをつくると、8回1死二、三塁から北川の三ゴロを相手が本塁へ悪送球。6―5と勝ち越した。しかし9回、長井が2死一、二塁から連続適時打を浴びて6―7と再逆転された。

 日本航空石川は能登半島地震後に山梨などへ避難し、昨年の選抜大会に出場。1回戦で常総学院(茨城)に0―1で敗れた。多くの生徒が東京都青梅市に避難して学校生活を送る中、野球部は練習環境確保のため昨年5月に輪島市へ戻っていた。今年4月にはサッカー部やバスケットボール部、剣道部も戻る予定だったが、4階建て校舎の基礎部分の亀裂や傾きなどが判明。帰還計画は延期となり、野球部も選抜大会後に青梅市へ移ることが決まっている。調査の結果次第では完全復旧に数年かかる可能性があるという。

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