【センバツ】21世紀枠初出場の横浜清陵 初戦敗退も積極的に仕掛ける「自治」野球で見せ場つくった

[ 2025年3月21日 11:10 ]

第97回選抜高校野球大会第4日 1回戦   横浜清陵(神奈川) 2―10 広島商(広島) ( 2025年3月21日    甲子園 )

<広島商・横浜清陵>3回、横浜清陵・秦野はホームベースから離れた位置に立って四球を選ぶ(撮影・北條 貴史)
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 21世紀枠で春夏通じて初出場の横浜清陵(神奈川)は3年ぶり23回目出場の広島商(広島)に2―10で敗れて初戦敗退。第3日に敗れた壱岐(長崎)とともに21世紀枠出場校の勝利はならなかったが、持ち味の積極的な仕掛けを随所に披露し、見せ場をつくった。

 スタメンから奇襲を仕掛けた。背番号8の小原(3年)が大舞台で公式戦初登板初先発。眼鏡の右腕はスリークオーターから速いテンポで投げ込んだが、2つの失策が絡んで初回に2点を失った。

 3回1死一、二塁で登板した左腕の西田(2年)は押し出し四球などで2点を与え、4回には2死満塁から中堅手の落球で3失点。1―8とされた5回2死一、二塁では、1ボール1ストライクの場面で捕手・高山(3年)の「判断」で背番号1の内藤(3年)が三塁からマウンドへ。内藤はこの回こそ切り抜けたものの、6回は自らの悪送球が絡んで失点と、試合を通して守備の乱れが響いた。

 攻撃は0―2で迎えた3回、先頭打者の8番・秦野(3年)が投球モーションの間に打席最後方からベースへスタスタと歩み寄る動きで投手を揺さぶり、ストレートの四球を選んで出塁。犠打と1番・山本(3年)の右前打で1死一、三塁とすると、2番・長谷川(3年)が打つ構えも見せて前進守備を警戒させ、一塁線ぎりぎりへ転がすスクイズで待望の甲子園初得点をマークした。

 6回には3番・内藤、4番・大和地(2年)の連打で1死二、三塁から6番・小原の遊ゴロの間に2点目を挙げた。三塁コーチを控え選手ではなく前の回に打席に立った選手が務め、盗塁も積極的に試みるなど次の塁を狙う意識も明確だった。8点差を追う9回も2死一、三塁と攻め、最後まで粘った。

 横浜清陵は清水ケ丘、大岡の県立高2校の再編統合により2004年に設立。野球部は昨秋の県大会で公立校唯一の8強入りを果たし、選手主体の「自治」重視の取り組みなども評価され、21世紀枠で初出場を決めていた。神奈川の公立校の甲子園出場は97年春の横浜商以来28年ぶり、県立校では54年春の湘南以来71年ぶりだった。

 ▼横浜清陵・野原慎太郎監督 (10数秒ほど沈黙して)選手とチームを持ち直すすべを持っていませんでした、責任を痛感しています。(小原先発は)チームみんなの納得の意見でした。ただ、今までみたことがないような状況に陥ってしまった。

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