広島・野間が存在感発揮 オープン戦初安打 世代交代許さない

[ 2025年3月20日 05:05 ]

オープン戦   広島0―10西武 ( 2025年3月19日    ベルーナD )

<西・広>7回、内野安打を放つ野間 (撮影・白鳥 佳樹)
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 広島・野間峻祥外野手(32)が19日の西武戦(ベルーナドーム)でオープン戦初安打を放った。4回の右翼守備から出場し、7回1死二塁の好機にしぶとく遊撃内野安打。定評のあるコンタクト力は健在で、18日に1軍合流して以降“オレを忘れるな”と言わんばかりに存在感を発揮する。世代交代の流れにあらがう実力者の闘争心は衰えない。

 内角高め直球を振り抜くと、打球は3番手左腕・菅井の足元ではじかれ、中前へ抜けようかというところで遊撃手・仲田が好捕した。7回1死二塁からの“幻の適時打”となった内野安打を、野間が振り返った。

 「飛んだところは良かったけど、打球が少し詰まっていたので。1本出て、結果としては良かったです」

 その対応力は、初見の投手相手でもキラリと光る。オープン戦初出場となった前日の西武戦。9回の先頭で二俣の代打に立った野間は、敵の新外国人ウィンゲンターの150キロ超の直球に3球で追い込まれながら、4球目の低めチェンジアップをミートした。

 結果は強い当たりの二ゴロ。ベンチで見守っていた新井監督は凡打にもかかわらず「さすがだね。最後チェンジアップかな。いい対応するよね。1打席だったけど、内容的に違いを見せてくれているよね」と絶賛した。この日の菅井もしかりだ。

 春季キャンプは2年連続で、1軍の2次キャンプ地となる沖縄への合流がなかった。体力強化を図りつつ、バット軌道やタイミングの取り方などの技術を磨いた。一、二塁間への凡打が多かった昨季を反省。「そこをヒットにできるように、バットを少し遅らせて入れていくとか」。巧打者ならでは…の、こだわりだった。

 昨季まで主戦場としていた右翼を巡って、今春は若手による激しいポジション争いが続く。体調を配慮されながらでも、昨季6年ぶりに規定打席に到達した実力者にしてみれば、心中穏やかではいられまい。それでも昇格即、しかもたった1打席で新井監督をうならせた。

 「僕らも少しでも変わったところを見せていかないと、試合にはなかなか出られないのかな…と。シーズンに入って(試合に)出たところでいいものを出し、食い込んでいけたらなと思っています」

 競争の方針を打ち出し「強い選手を育てたい」と内外に宣言する指揮官。言葉は穏やかでも、野間の闘争心は衰えていない。優れたコンタクト力、豊富な経験を武器に、世代交代に待ったをかける。 (江尾 卓也)

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