【虎番リポート】阪神・森下 カブス・誠也を密着マーク 同じ右打ち学生時代からの憧れ大砲に学ぶ

[ 2025年3月15日 05:15 ]

素振りを繰り返す阪神・森下(撮影・大森 寛明)
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 阪神は14日、きょう15日に行われるプレシーズンゲーム・カブス戦に備え、試合会場となる東京ドームで前日練習を行った。森下翔太外野手(24)は本紙の取材に、かねて憧れを抱く鈴木誠也外野手(30)を密着マークすることを誓った。将来的なメジャー挑戦を目指す若き主砲にとって、同じ右打ちの強打者は最高の教材。一挙手一投足を見逃すことなく、今季の躍進につながる打撃向上へのヒントを探り当てる。

 巨人とのオープン戦が組まれていた今月9日。森下にどうしても聞いておきたいことがあった。かねて憧れを抱いてきた鈴木が所属する、カブスとのプレシーズンゲーム。その一戦について尋ねると前のめりに口を開いてくれた。

 「鈴木さんから学ぶことはめちゃくちゃあると思いますよ。どういう意識で打っているんですか?とか直接聞けるタイミングもないと思う。とにかく見て、学びたい」

 学生時代、脳裏に浮かぶ最強の右打者はいつも「鈴木」だった。同じ外野手で強打の右打ち。広島の4番として16年からの3連覇をけん引し、同年から6年連続で打率3割超え、25本塁打以上をマークした。その姿に魅せられ、自身の成長の糧としたと言っても過言ではない。

 慌ただしい試合当日、スーパースターに質問をぶつける時間はないだろう。だからこそ、練習中のスイング、試合中の次打者席から打席に入るまでのルーティンを見逃すことなく、密着マークする。

 「打席に入るまでどういうスイングをされているかとかは、生じゃないと感じられない部分。そういうところでも、何かを得られれば。得られるように注意深く見たいなと思います」

 カブスへ移籍して今季が4年目。直近2シーズンは日本選手の右打者として、初めて20本塁打をクリアした。卓越した技術において、特に着目するのは「打つまでと打ち終わりのバランス」。森下が分析する。

 「軸が崩れない。自分の軸をしっかり持たれているので好不調の波が少ない。大崩れしない点につながっていると思っています」

 単なる憧憬だけではなく、プロとして冷静な視点も併せ持つ。「鈴木さんのような体の使い方とかを見ていて、自分のレベルの中ではそこを目指すのが一番ですが、踏まないといけないステップがあると思う」と続けた。

 今季、猛虎の4番として掲げる目標は3割、30本塁打、100打点。この日の練習を終え、「結果を出したい。いいアピールの機会だと思うので、無駄にしないようにしたい」と言葉に力を込めた。オープン戦は計5試合で打率・133、1本塁打、3打点。調整期間に訪れる特別な「3・15」は、大躍進を期すシーズンの起点となるかもしれない。(石崎 祥平)

 ≪誠也時差ボケ影響なし≫カブス・鈴木は長距離移動の影響を感じさせず、フリー打撃で8本の柵越えを放った。12日夜に日本へ到着して時差ボケもあり「眠いです」とおどけつつ「米国にいるとなかなか盛り上がりを感じなかったが、東京に来て実感が湧いている」と心を躍らせた。米国でのオープン戦では3月に入り調子を上げ、8日には初本塁打もマーク。ドジャースとの開幕戦では山本、2戦目は佐々木と対戦する。「打てなかったら叩かれると思うので不安はあるが、何とか結果を出していいシリーズにできれば」と力を込めた。

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