西武・高橋光成“546日ぶり”勝利投手 昨季0勝逆襲の獅子「開幕からとんでもないスタートダッシュを」

[ 2025年3月10日 05:30 ]

オープン戦   西武7―4楽天 ( 2025年3月9日    静岡 )

<楽・西>3回無失点の好投で勝利投手となった高橋(撮影・篠原岳夫)
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 昨年とは違う「景色」が目の前に広がる。貧打に苦しんだ打線が、初回から一挙4得点。西武・高橋はマウンドに上がる前に大量援護をもらった。「バッターにどんどん打ってもらった。テンポ良く、リズムをつくりゲームメークしていくのが投手の一番の仕事」。相乗効果を生み、予定の3回を1安打無失点。試合終了を告げるアナウンスで「勝利投手、高橋」の声が響いた。

 1軍の試合では実に、23年9月10日の日本ハム戦以来、546日ぶり白星。パ・リーグワーストタイの開幕11連敗を記録した昨年は故障の影響でオープン戦登板もなかった。「テンポも良かった。リズムに乗りやすい投球ができた」。最速155キロを計測し、浅村らから2三振も奪った。

 昨年とは違う「景色」はマウンドでも見ている。0勝の屈辱を味わった昨季は真ん中だったプレート板の踏む位置を三塁側へ変えた。投球の軌道がどこが一番見えやすいかを探して「(軌道を)意識しやすい。ラインが出やすい」と新スタイルにたどり着いた。

 球の軌道をしっかり見た一方、見えない敵とも戦った。花粉症が年々ヒドくなり「まじでやばいです…。投球に弊害が出る」と投球時以外はマスクを3枚重ね=写真、鼻うがいもして好投。西口監督は「別に最初から不安は持っていないから。去年はあいつ(の行い)が悪いだけ」と冗談交じりに太鼓判を押した。

 高橋は「軌道もいい角度で入っている。開幕からとんでもないスタートダッシュを決めたい。今年は野球人生の分岐点」と宣言した。エースへの復活ロード。今思い描く「景色」だ。(神田 佑)

 ≪OP戦の勝利投手は球宴と同ルール≫公式戦で先発投手に勝利が付くには「5回以上」が条件。オープン戦は先発・救援の区別がなく、オールスターと同様に決勝点を挙げた際に投げていた投手が勝利投手になる。

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