阪神・田中秀太三塁ベースコーチ 相手にサインを見抜かれないための極意を「鏡の前で練習」

[ 2025年2月22日 08:00 ]

阪神の田中秀太内野守備走塁コーチ
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 【畑野理之の談々畑】阪神は22日からオープン戦がスタートする。沖縄・金武での楽天戦。近本光司や大山悠輔ら主力選手の登場に注目が集まるが、三塁ベースコーチに立つ田中秀太内野守備走塁コーチの動きも追いかけたい。

 得点シーンには必ず自身の前を走者が通り過ぎる重要なポスト。昨年までウエスタン・リーグで同職を任され、1軍コーチに昇格となった今季も15日の練習試合の楽天戦、16日の同・広島戦で務めるなど経験は決して少なくないが、レギュラークラスの選手との呼吸合わせはこれからだ。

 ベンチからの作戦を打者と走者に伝達するサインは、当たり前だが見やすい方がいい。手の動きが速すぎてわかりづらく、タイムがかかって何か動きがあると悟られたコーチは過去にいた。帽子や胸をさわる動作が、肝心のところだけスローになってバレバレのコーチも。相手チームからも必ず見られている。

 「過去の先輩コーチもやっていたように、僕も鏡の前でサインの出し方を練習しましたよ。スムーズに手を動かすとか、触るところが偏らないように気をつけたりとか」

 正確な信号機となることも求められる。際どいタイミングの走者を、本塁に突入させるのか、ストップさせるのか。スコアや走者の走力、相手守備の肩の強さ、次打者への信頼度など試合状況を頭に入れて瞬時の判断が不可欠だ。

 現役時代は打順1番と2番での出場が多かった阪神OBの亀山つとむ氏(本紙評論家)は「基本的には走者の判断が優先。どっちか迷った時にジェスチャーしてあげること。(信号機の)赤か青の2つでいい。同じように迷っての黄色はいらない」。コミュニケーションにもさまざまあるが、コーチと選手、ベンチとグラウンドを結ぶこの連係は、得点にからむだけに重要性は高い。

 余談だが、沖縄尚学が今春の選抜出場を決めている。内野手の田中彪斗君は田中コーチの次男。昨秋の県大会や神宮大会では父と同じ三塁ベースコーチとして甲子園出場に貢献した。現在はレギュラー奪取を目指して奮闘しているという。「まだメンバー発表はされていないが、頑張ってほしい」。1桁の背番号をつけての甲子園での再会を、期待していた。

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