広島・栗林 シート打撃登板で「25年型フォーム」の手応えつかんだ 開幕守護神へ、順調アピール

[ 2025年2月21日 05:00 ]

<広島日南キャンプ>シート打撃登板を終え笑顔の栗林 (撮影・奥 調)
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 広島・栗林良吏投手(28)が20日、昨年10月の右肘手術後、初の実戦形式となるシート打撃に登板した。打者7人に対して20球を投げて被安打3本。直球の最速は143キロながら1月上旬から取り組む“25年型フォーム”に手応えを見せるなど順調な仕上がりを披露した。新井貴浩監督(48)は「全く問題ない」と評価した上で、開幕守護神について「万全ならばもちろん」と栗林が基本線であることを強調した。

 開幕守護神に向け、また一歩前進した。栗林がシート打撃に初登板。昨年10月の右肘手術後初の実戦形式となったが、不安を感じさせない投球を披露した。

 「体の問題もない。本当に順調にきているなと。変化球はある程度良かったが、まだ直球とフォークが全然。そこをしっかりレベルアップしていきたい」

 直球の最速は143キロながらもフォーク、カーブ、カットボールなど持ち球の球種はすべて投じた。打者7人を相手に被安打3本。その一方で、1月上旬から取り組む“25年型フォーム”には一定の手応えをのぞかせた。

 「今は(左)足の上げ方を変えている。その足の上げ方で、打者の反応を見たかった。あのフォームのままで、いいのかなという感じ。もっと自分のものになれば、直球も強くなり、永川(投手)コーチにも“フォークがもっと落ちてくると思う”と言ってもらったので、直球にこだわってやれればと思う」

 従来は左足を上げてから一定の時間、足の動きを止め、軸足に力をためてからリリースに移っていた。だが、今年は連動性を重視するため左足を上げたところから一連の動作で「体の勢いを殺さずに投げている」と説明。また、今回のフォーム改造はメスを入れた右肘の負担を軽減する狙いもある。「勢いを使うことで、勝手に腕もしなってくる」。完全習得を目指す“25年型フォーム”には新井監督も太鼓判を押した。

 「カーブもいい。カーブがいいってことは、下半身が使えて、連動できているってことだと思う。上からボールも叩けていると思う。打者目線で見て、いいバランスだと思う」
 栗林が歩む過程は順調そのもの。指揮官は「全く問題ない。順調にきている」と評価した上で、開幕守護神の座について「順調で、万全ならば、もちろんそう(栗林)でしょう」と改めて強調した。

 今春キャンプも終盤に入り、本格的な実戦モードに突入する。「オープン戦で結果を出していくことが大事だと思う。結果を出すためにしっかり練習して、悔いのないようにやりたい」。ここまでの通算は124セーブ。期待の5年目右腕がここからのアピールに向け、ギアを上げていく。
 (長谷川 凡記)

 <栗林の経過>
 ▽24年10月16日 群馬県内の病院で右肘の「関節鏡視下骨棘(こっきょく)切除術」を受ける。

 ▽同22日 大野練習場でリハビリ開始。

 ▽11月27日 球団事務所で契約更改。「セ・リーグで一番、投げられるように」と、リーグ最多登板に意欲。

 ▽25年1月16日 広島市内での自主トレを公開。術後では最長の約50メートルの距離でキャッチボール。「順調にいけば開幕には必ず間に合う」

 ▽同28日 大野練習場で術後初めてブルペン入り。

 ▽2月5日 日南キャンプで術後初めて捕手を座らせて18球。「プラン通りです。8、9割の力で投げ、痛みが強くなることもない」

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