プロ野球契約更改の不思議「どうしてメディアで金額を伝えるのか?」

[ 2024年12月4日 14:23 ]

<巨人・岡本和 契約更改>年俸アップで更改した岡本和はクラッカーでお祝いする (撮影・西川祐介)
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 東大卒の元ロッテ投手で、現桜美林大教授の小林至氏(56)が自身のYouTube「小林至のマネーボール」を更新。プロ野球はどうして契約更改をメディアで伝えるのか、を深掘りした。

 プロ野球が契約更改で会見を行うのは「セレモニー」と指摘した。

 ソフトバンクで執行役員球団統括副本部長など歴任した小林氏は「オフにもプロ野球を話題にしてもらえる貴重な場なんです」と説明した。

 実際、契約更改日に交渉する主力選手はほとんどいないという。それぞれ代理人などを介して事前に何度も話し合い(下交渉)を重ね、契約更改の日はハンコを押すだけのセレモニーになっている。

 小林氏によれば「メジャーではやっていない。日本独特の風習だが、おかげでメディアにも取り上げられ、球団も選手も露出がある」と、解説した。

 報道される推定金額もリアルの数字より低い場合が多いという。小林氏はその理由を「日本人のお金に対するある種の潔癖感。いっぱいもらっていると思われたくない」と説明した。

 年俸大幅アップした選手などが会見で鳴らすクラッカーなど小物も事前にメディア側が用意する。

 ただし、昔の契約交渉は当日にすべてやっていたという。「決裂した選手がカバン投げたりとかね。“仁義なき銭闘バトル”」と振り返った。

 小林氏もロッテの現役時代にやってみたかったからと保留した。球団は「選手の権利だから」と何も言わなかったが、金額は変わらなかったと明かした。

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