阪神投手陣が焼肉店で決起集会 発起人は最年長の西勇 桐敷は感謝「本当に貴重な時間」

[ 2024年10月8日 05:15 ]

阪神投手陣が参加し、行われた決起集会(提供写真)
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 阪神投手陣が6日夜に開催した決起集会の詳細が判明した。先発、救援に分かれて開かれるのが通例。西勇の呼びかけで今季初めて合同で実現した。肉料理を好まないゲラを除く15人とスタッフ1人の計16人が大阪市内の焼き肉店に一堂に会し、ポストシーズンへ向けて団結した。

 「こうやって大阪に集まるってムズいで。全員イエスで。なかなか会社でも無理ちゃう?同じ部署20人って」

 発起人の虎最年長33歳はしたり顔で回想した。酒をくみ交わし、高級肉を口いっぱいに頬張った。野球やプライベートの話に花を咲かせ、時間がたつのも忘れて語り合った。6日に初タイトルの最優秀中継ぎ投手が確定した桐敷の祝福も兼ね、「(1年間)ありがとう、お疲れさん。CSも頑張っていこう」と気勢を上げた。

 オリックス在籍時から常に仲間の和を重んじてきた名幹事ぶりに、今季のブルペン陣を支えた「虎の石桐さん」も感服しきりだ。

 石井が「野球以外の話もした。絆を深めるというか、いろんな話をして、盛り上がれる機会」と笑えば、桐敷も「おめでとうと言ってもらえて、ありがたかった。本当に貴重な時間。みんな楽しく話した」と大盛況を喜んだ。

 ファーストS開幕は4日後に迫る。全員が万全の調整を進め、DeNAの強力打線を封じたい。今季で退任する岡田監督の有終の美を飾るべく、守護神・岩崎も静かに闘志をたぎらせた。

 「勝って終わるか、負けて終わるか、しかないので、しっかり勝って終われるように、戦っていきたい」

 肉の結束で、いざ下克上。決戦の秋を勝ち上がり、次回は盛大な祝勝会を――。虎投一致の決意を胸に、第一関門へと挑んでいく。(八木 勇磨)

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