山本由伸 立ち上がりから4者連続三振も…2回に3安打集められ先制点許す 不運な内野安打も

[ 2024年9月11日 11:33 ]

ナ・リーグ   ドジャース-カブス ( 2024年9月10日    ロサンゼルス )

<ドジャース・カブス>初回2死からカブス・鈴木誠也を見逃し三振に仕留めたドジャース・山本由伸(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャースの山本由伸投手(26)が10日(日本時間11日)、本拠でのカブス戦で右肩故障からの復帰後、初登板。立ち上がりから4者連続三振と圧巻の投球を披露も2回に失点した。

 初回は先頭・ハップをカーブで空振り三振に仕留めると次打者・スワンソンはスプリットで2者連続三振。さらに、3番・鈴木誠也も2ボール2ストライクからの7球目、外角いっぱいに97・6マイル(約157キロ)の直球を投じ見逃し三振。圧巻のピッチングを披露した。初回の最速は鈴木への4球目、97・9マイル(約157・5キロ)を計測した。

 2回も先頭・ベリンジャーをスプリットで空振り三振に仕留め、試合開始から4者連続三振。ただ、パレデスにファウルで粘られ8球目の浮いたスプリットを左前に運ばれた。続くブッシュはスプリットで空振り三振に仕留めたものの2死からホーナーに初球の直球を中前に運ばれ一、二塁にピンチを広げると、8番・クルーアームストロングの痛烈なゴロを一塁手・フリーマンが弾き、その間に二塁走者・パレデスが生還。先制点を与えてしまった。

 この一打は失策ではなく一塁内野安打と記録が発表された。

 山本は6月15日(同16日)に先発したロイヤルズ戦で右上腕の張りを訴えて2回、わずか28球で緊急降板。翌16日に右肩腱板の炎症で負傷者リスト(IL)入りした。2度のマイナーでのリハビリ登板を経て、この日が約3カ月ぶりの復帰登板となった。

 前日9日はブルペンで11球を投じ、最終調整。「長く期間が空いたので、凄く楽しみ」と久々のメジャーマウンドに胸を弾ませ、相手先発・今永との日米通じて初の投げ合いに「同じ試合で登板するのは凄くうれしい。しっかり自分の投球ができるように、落ち着いてプレーしたい」と意気込んだ。

 デーブ・ロバーツ監督はこの日の球数について「50~60球」としている。

 今季は離脱前の時点で14試合に登板し6勝2敗、防御率2・92の成績を残している。

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