オリックス・西野 引退発表のT-岡田に感謝の決勝打!「発表した日に打てたのは、何かあるのかな」

[ 2024年9月9日 05:45 ]

パ・リーグ   オリックス5-4日本ハム ( 2024年9月8日    エスコンF )

<日・オ>勝利のタッチを交わす西野(右から3人目)ら(撮影・高橋 茂夫)
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 オリックス・西野が、引退発表のT―岡田にささげる決勝打を放った。4―4の延長10回2死満塁で、池田のフォークを捉えて左前決勝打。塁上でガッツポーズを決めた10年目の内野手は試合後、背番号55へ思いをはせた。

 「ずっと一緒にやってきましたし、お世話になった先輩でもあるので。(引退)発表したその日に打てたのは、何かあるのかなと。よかったです」

 18年には沖縄でオフの合同自主トレを行うなど、公私両面で共闘してきた。長かった低迷期、そして3連覇の黄金期もそろって経験した先輩へ「本当に最後どういう形になるか分からないですけど、最後までやりきってほしい」と、完全燃焼への願いを口にした。

 9回に守護神マチャドが3点差を追いつかれ、直後の無死満塁で若月、広岡が凡退し迎えた打席だった。「これでチャンスを逃したら、また向こうに流れがいってしまう場面。ずっと今まで投手陣が頑張ってくれていて、打撃陣が迷惑かけていた分、負けずに勝つことができてよかった」

 3回には右翼へ「入るとは思わなかった」と、19年4月7日楽天戦以来、自身通算9本目の一発。今季は右太腿裏の故障で2度の離脱も、77試合出場で打率・315と奮闘するベテラン内野手に、中嶋監督も「いついなくなるか分からないから…。(結果を)残すので、また使いたくなる」と目を細めていた。 (阪井 日向)

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